湯治場にて
2009/12/29 07:10 登録: えっちな名無しさん
私がまだ小学校に入る前だったと思います。
私の母と、父の父(つまり祖父)の介護のために、いわゆる湯治場
に行った時の話しです。
祖父はリューマチかなにかで下半身が不自由で、その治療に行って
いたと思うのですが、私も母と一緒に裸で入浴し介護していました。
湯治場は混浴で、老若男女(と言ってもほとんど老人ばかり)が裸
で入浴していたのが印象的でしたが、当時は小さかったこともあり
温泉に来たと思う程度で、違和感はありませんでした。
母は恐らくその頃30代半ばくらい。たぶん、老人が多いとは言え、
混浴の湯治場の湯に入るのは抵抗があったとは思います。
ましてや、介護とは言え、義父である祖父と裸で入浴するのですか
ら、恥ずかしかったに違いありません。
そこに2、3日泊りがけで自炊をしながら滞在したのですが、今思
えば「?」と思うことがいくつかありました。
まず、祖父の治療のために来ていたはずなのに、祖父が母の体を丁
寧に洗っていたこと。それと、夜寝る時に、祖父と母が同じ布団で
寝ているのを見たこと。
それと、湯治の湯に入っていると、知らないおじいさんたちが、母
に話しかけてきて、よく私が放っておかれたこと。この知らないお
じいさんたちも、母の体を変わり順番に洗ってあげていたことが、
よく記憶に残っています。
母以外にこの時来ていた女性は、皆おばあさんだったと記憶してい
ますので、当時、湯治客の中では若かった母の裸が注目を浴びてい
て、なんとかお触りをしたい、というスケベじじいたちの仕業だっ
たのでしょう。とにかく話が長くて、母を独占されたという印象が
残っています。
大人になった今、私も湯治場に行ってみたいと思います。
出典:::
リンク:::
(・∀・): 56 | (・A・): 61
TOP