ゆうさん
2010/01/06 18:19 登録: 痛(。・_・。)風
おととし、祖父が亡くなった。
祖母は、私たちの前では祖父のことを「おじいちゃん」
と呼んでいたが、2人の時には
「ゆうさん(仮名)」と名前で呼んでいた
(私は電話口や、違う部屋にいて壁越しにしか
この呼び方を聞いたことがなかった)
祖父の葬儀の時、祖母は小さくなって座ってて
ろくにお棺にも近づかなかったんだけど、
荼毘に付すために火葬場の釜?に入れる時
お棺に向かって呼び止めるみたいにたった一言
「ゆうさん」と言って泣いた
葬儀後暫くして遺言書を開封すると(祖父は几帳面
だったのであれこれきちんと書き残していた)
財産のこととは別に、祖母を頼むということを何度も
書いてあった
「はな(祖母)は強情だから、あれが寂しい
といわなくても訪ねてやってほしい」や
「○○花火大会を毎年みているので、もし手が空いて
いれば一緒にいってやってくれ」など。
祖父は物静かな人で、祖母は気の強い人なので
尻に敷かれてると思ってたのに、なんとなく文面からは
祖母が祖父に甘えて頼っていたような印象を受けた
祖母はそれを見て「またあの人はいらんこと書いて!」
と怒って泣いていた
祖父母は見合い結婚だったんだけど、本当にお互い
愛し合ってたんだなと思って、胸がじんとした
だらだら書いてごめん
おじいちゃん好きだったから書いてたら会いたくなって
泣けてきたわ
喪だから難しいかもしれないけど、私も叶うなら
こんな風に愛し愛される相手と年をとりたい
出典:喪話
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