俺と中学生・・出会い編
2010/01/10 21:26 登録: えっちな名無しさん
厨二「どうして人を殺してはいけないのですか?」
その言葉を吐きつつ俺を殴り続ける中学生。
その表情は酷く歪んでいる。
どう答えようか考えつつ俺は思案を続ける…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「これでよし」
俺、岸利は自宅の玄関に《あなたの質問なんでもお答えします!・・答えられない場合は殴っておk》という看板を立てた。
理由は特にはない。
暇つぶしに、俺の神的な知識を世に知らすためだ。
『殴っておk』は煽り。
殴れるものなら殴ってみろ。
「ふっ・・神も下々の相手で大変だな」
満ち溢れる知識に酔いつつ俺は家に入った。
ピンポ〜ン♪
おや、早速お客さんのようだ。
岸「入れ」
客「失礼します」
岸「若いな・・学生か?」
客「はい、中2です」
中2・・厨二?
ぐふふ
俺のありがたい言葉を与えたあとは下僕1号にしてやろう。
厨二「は?」
岸「なんでもない、さっさと質問しろ」
厨二「では早速・・」
ニヤリと笑いながらそいつは続ける
厨二「どうして人を殺してはいけないのですか?」
お?
なかなかいい質問だ。
普通の大人は答えられないという。
が、俺は違う。
「絶句する」というのが正しい対応。
先日の萌えコピの書き込みを読んだ俺は最強。
岸「・・」
厨二「お答えできませんか?」
岸「絶句してるところだ」
( 厨Д二)=○)岸Д利)グハァ!
いきなり殴られた!
痛い!何故だ!
俺の答えは正しいはず!
岸「いてぇ!なぜ殴る!」
厨二「俺の質問に答えてないからだ」
岸「何で殴る!警察呼ぶぞ!」
厨二「看板」
あぁ…
《あなたの質問なんでもお答えします!・・答えられない場合は殴っておk》
あぁ…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
厨二「どうして人を殺してはいけないのですか?」
その言葉を吐きつつ俺を殴り続ける中学生。
その表情は酷く歪んでいる。
どう答えようか考えつつ俺は思案を続ける…。
ぴぽぴぽり〜ん!!(効果音)
どうやら神的な閃きがきたようだ。
岸「これが答えだー!!!!」
俺は少年を弾き飛ばし、続ける。
岸「ぬををををををを!!!」
俺はベルトをはずし、チャックをあけると少年に飛び掛った。
(1時間後)
ベッドの上で少年が泣き続けている。
ふぅ・・
煙草に火を付け、少年に話しかける。
岸「わかったか?」
厨二「・・うぅ・・痛い・・何で・・」
岸「お前をやるつもりでやった」
岸「死の恐怖を味わったろ?殺される側の気持ちがわかっただろ?」
岸「お前もこれで一つ大人になった」
岸「帰れ」
少年は体のある場所をを抑えつつ、玄関へと向かう。
表情は悪くない。
岸「またこいよ」
少年は無言のまま帰っていった。
だが、これで大人になるだろう。
ふと少年が座っていた椅子を見ると携帯電話があった。
岸「ふむ・・これは・・ははっ!」
最高じゃないか。
俺はそう思案しつつベッドへ向かい、目を閉じた。
(つづく)
出典:岸利の
リンク:大冒険

(・∀・): 50 | (・A・): 40
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