ドラクエってエロかったんですね

2010/01/17 17:19 登録: えっちな名無しさん

大学の休み時間中、キャンパス内を歩いていた俺。
その時偶然出会った1年後輩の知り合い、ゲーム好きセミロングヘア黒髪眼鏡っ娘女子は、開口一番俺に言った。
「私気づいちゃいました。ドラクエって結構エロかったんですね」
「…………。は?」
いきなり何を言ってるんだ?と俺の頭は混乱した。

「すみません、ちょっと目をつぶってくれますか?」
「へ?……はあ」
展開に全くついていけていなかったが、とりあえず言われたとおりに目をつぶる俺。
すると。
「光景を想像してみてくださいね?いきますよ?」
彼女は言葉を紡ぎ始めた。
……俺の耳元で。
「……」

「モンスターは焼けつく息を吐いた!ミレーユは体がしびれて動けなくなった!バーバラは体がしびれて動けなくなった!」
「……」
「ミレーユは体がしびれて動けない!バーバラは体がしびれて動けない!」
「………」
「モンスターの攻撃!ミレーユは15のダメージを受けた!ミレーユは体がしびれて動けない!」
「…………」
「モンスターの攻撃!バーバラは28のダメージを受けた!バーバラは体がしびれて動けない!」

「……………」
彼女の口から紡がれる甘いボイスは、俺の脳味噌を麻痺させるのに十分すぎる威力だった。

「……ね、どうですか?美人でカワイイ女の子が動けなくされて、ピクピクしてる所とか想像できません?悔しそうな焦ったような表情を浮かべて!すっごいエロいと思いませんか?」
「………………」
いや、エロいと思いませんか?と言われましても……。
内容うんぬんよりも、彼女のしゃべりや解説の方が遥かにエロい気がしなくも…。
「い、いや、まあ、何というか、確かに……」
「でしょでしょ?やっぱりエロいですよねー!」
俺のしどろもどろな返事に、なぜかやたら嬉しそうにはしゃぐ彼女。
かと思うと。
「あ、もうすぐ次の講義…。私お手洗いに行きたいので、それではまた」
そう言い残し、彼女は疾風のような勢いで、傍にあるトイレに消えていった。

「……………………」
清楚な子だと思ってたけど、妙な趣味があったのか?
それとも想像力、妄想力が豊かすぎるのか?
後に残された俺はそんなことを考えながら、ただその場に硬直しているだけだった。

……股間的な意味も含めて。

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