姪とジョジョ

　私の姉には4歳になる娘がいる。
共働きの姉夫婦に代わり、子守としてよく家に呼ばれてる私は姪にジョジョ語を教えてみた。
それが大層お気に召したらしく、姪は事あるごとに舌っ足らずながらもジョジョ語を使い始めた。

　夕食時、
姪「おかわり！」
姉「はいはい、今日はよくご飯食べるわね。」
姪「おまぇは今まで食べたパンのみゃいすうを覚えるか?」
姉「・・いや、今日はご飯ですけど（ﾁﾗｯと私を見る姉」
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姉「もう少しでご飯食べ終わるわね。そうしたらデザートにしましょう。今日は娘ちゃんの好きな苺よ。」
姪「わたいがこのご飯を食べたらデジャートにしてくれるのか？」
姉「ええ、食べたらね。」
姪「だがことわりゅ！！」
姉「・・・」
　
　私は微笑ましくその光景を見ていたが、姉のこちらに向ける怒りの空気はしっかりと伝わってきた・・・

　その日、私の分のデザートは出なかった。

出典：日常
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