いいからいくよ！30分で準備しな！

去年の秋に、いきなり姉に潮干狩りに誘われた

姉「今日どうせヒマでしょ？潮干狩り行くよ！」」
俺「えー、たいぎいし」
姉「いいから行くよ！３０分で準備しな！」

潮干狩りに行く車の中で話を聞くと、大学の実験で大量に貝がいるとのこと。貝を買うのはもったいないから、それなら自分で取りに行こう！と思ったらしい
潮干狩り場所の河口に到着して、しばらく貝を採っていると、後ろから急に悲鳴が聞こえた

姉「うぎゃー！」
俺「○○ちゃんどうしたー？」（ふだん俺は姉のことをあだ名で呼ぶ）
姉「○○くんタオル！タオルー！」（姉も俺のことをあだ名で呼ぶ）
俺「はい、タオルだよ…ってどうしたん！」

するとそこには泥まみれになった姉の姿が

姉「へへー、顔から突っ込んじゃったww」
俺「なにしてんのww」
姉「手も泥だらけだから顔ふいてww」
俺「しょうがねーなーww」
姉「あっ、化粧は落とさないよう優しくね」
俺「その要求は却下します」
姉「けちー」

まず顔と手をふいて、着てたトレーナーも泥だらけになってたから、それも車のかげで脱がせて、新しい着替えを渡してやった。
結局、取った貝の数は姉のほうが多くて、帰りに焼き肉をおごる羽目になった。キャッキャしながらすっぴんで肉を焼く姉は、少しかわいかったわけだが。
まったく、わがままな姉を持つと弟は苦労するぜ。




出典：2ch
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