小学生時代の嫌がらせへの仕返し

いじめられっ子が仕返しする話を見て思い出した小６の時の話をひとつ。

小学生のころ俺はとても無口でおとなしくて、
よくからかわれる対象になった。

大概は邪気のないものだったし、
友達同士のなれあい程度のものだったが、
中には子供ながら非常に性質の悪い嫌がらせをしてくる奴がいる。

それは同級生ではなく、通っている小学校の一つ下の学年の奴らだった。

その学年は不良と不良予備軍が異様に多く集まっていたらしく、
下級生もだが、特に上級生に対して酷く嫌がらせを行う奴が多かった。

そしてその中でもよく問題を起こし、
保護者の間でも知られている不良２人が俺の通っているスイミングスクールに入って来てしまった。

最悪だった、インストラクターたちの目の届く範囲ではおとなしくしながら、
生徒だけになる時、そいつらは様々な嫌がらせをしてきた。

舐め切った態度で人をお前よばわりは当然、
荷物を漁ろうとしたり、着替えの邪魔をしたり、毎回必ず絡んできた。

俺が大柄だったためか暴力を振うことはなかったが、
大した抵抗も見せないと嫌がらせはエスカレートしていき、
学校でも付きまとい始めた。

それを見た他の下級生数人も俺を見かけると嘲ったり、
バカだのクマだの言うようになっていた。

俺は気が弱かったのでなかなか言い返しもやり返しも出来ず、
ただ耐える日々が１か月くらい続いた。

だが気が弱い奴も急に怒りが湧く時がある。

それは学校の廊下で不良の片割れが、
前から俺のクラスメイトと楽しそうに歩いて来た時だった。

そのクラスメイトは非常に陽気で文化祭のような学校活動の中心にいる奴なので下級生のも顔が広いらしく、不良とも親しく話していた。

何に怒りが湧いたかと言うとその不良の態度だ、
普段は上級生を舐め腐ってるそいつが、下手に出た感じで話しているのを見て殺意を持った。

俺はすれ違いざまに、不良の目にビンタを入れた。

不良が目を押さえてしゃがみこむのを見て、正面に回り込み顔を蹴飛ばす、
悲鳴を上げた、大げさに声をあげていると思ったので数発腹に蹴りも入れた。

不良が泣きながら謝りだすと、先程のクラスメイトがと目にかかろうとしたが、
「お前もボコるぞ」と言うと何もしてこなくなった。

泣いてうずくまってるそいつを見てると、さらに怒りが湧いた。
俺はそれから数日かけて嫌がらせをした奴、暴言を吐いた奴を見つけ出しボコボコにした。

学校内でやったのは最初の一人だけにした。

他は全員、個々に探したり追跡して襲った。
集団だと強気でニヤついている奴も、１人で俺と対峙すると緊張した顔になり、
暴力を振うと、怯えて泣きながら「ごめんなさい、許して下さい」と言うが、
許しも、止めもせずボコボコにした。

それから下級生が俺に嫌がらせをすることはほぼなくなった、
時々忘れたように暴言を吐いてくる奴もいたがすぐ仕返しするようにしていた。

不良２人は仲間内では威張っていたが、俺には絶対に近寄らなくなった、
あとなぜか上級生に絡む事もなくなっていた。

ちなみに仕返しの間も、全て終わってからも学校からは何もなかった、
まあ、よく下級生たちの間ではケンカで傷を作り合ってあっていたので、
俺のしたことは気付かれなかったのかもしれない。

駄文で、スカッともしない話ですいません。



出典：小学生の時
リンク：の体験談