女子穴厨綺譚

2010/06/16 03:51 登録: えっちな名無しさん


俺の住んでる町で、朝のニュース情報番組のイベントがあった。

女子アナが無料トークショーを行うと言うので
嫁に内緒で出かけて見る事にした。


会場のデパートに着くと、
開演15分前なのにステージ前20mは、既にすし詰め状態。
さらに人の流れはステージへと続き、群集が膨れ上がっている。

祝日なので家族連れも多いが、
熱心なのは、負のオーラ全開のオタクども。


改めて2ちゃんでハァハァ言ってるアナヲタの実体を見て吐き気がしてきた。


このまま帰ろうか?とも思ったが、折角なのでと思い直し
俺も人の波に乗りステージへと向かう。


やっとの思いで、ステージから25m位置をキープ。
勿論、すし詰め。構成材料はキモオタ達。

しかしこの位置、柱の影でステージがほとんど見えない。

だが、動こうにも引き返そうにも、もう身動きが取れない。


そうしていると、トークショーが開始されステージに聞き慣れた声の2人の女性が登場。
柱の影にちらつくだけだが分かる。 

流石に美人だ。


すると、オタクたちが静かにヒートアップ。
必死でカメラを向ける者。
少しでも彼女達を見ようと蠢く者。
共通している点は、死んだ魚の様な目と
緊張で引きつったような顔でステージを見つめている事だ。


ステージ周辺が変なオーラで満たされていくのがわかる。

只ならぬ気を感じたのか?そこかしこで泣き出す子供達の声が聞こえる。


だがそこは、彼女達も手馴れた物。

どんなにフラッシュを焚かれようが、
体中に視線を浴びようが、
普段の仕事通り、オタク達=TVに出てはいけない人達の事は完全無視で
おばぁちゃんや、子供達といった好ましい人々だけと交流し
ステージを盛り上げようと笑顔を振りまいている。

ステージ上の華やかな世界と下の悲惨な人種の対比は
「蜘蛛の糸」を彷彿とさせた。


俺は早々にステージを見るのは諦めて、耳だけを向けていたが
次第に周りのオタク達の事が気になっていた。



右隣は田口浩○を20倍気持ち悪くした様な、推定120?の薄毛ピザ。
一心不乱に手を伸ばしてひたすら写メをとりまくっている。
チェックのネルシャツが時折、俺の顔をかすめ気持ち悪い。

後は江頭を1.5倍気持ち悪くした様な電波。
いきなり携帯を取り出し、誰にも繋がっていないのに一人で話してる。
後頭部に息と唾が飛んで来るのがわかる。

左隣は異臭を放ったガチャ目の油髪。
風呂どころか洗濯もしない様で、毛玉だらけのトレーナーに
すそが黒く染まった白いブルゾンのコーディネートは完璧だ。


俺は異臭と熱気で気が遠くなりそうだったが、
前にいた腐女子っぽい女のケツを触る事で正気を保った。


トークショーが終わり、俺の心に残ったのは"虚無"の二文字だった。

もう二度とこの手のイベントに参加する事はないだろう。



出典:おり
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