ららら…
2005/03/25 13:49 登録: えっちな名無しさん
高校の時、弁当で恥じかいた思い出がある。貧乏で不器用な我が家ゆえに。
うちの母親は料理が下手でめんどくさがり屋。計量なんてしないし、
味付けも盛り付けも適当だ。
ある日、いつも一緒に食べている友達が欠席してしまって、ひとりで
食べるのもむなしいので、普段あまり親しくないグループに
いれてもらって弁当を食べることになった。
みんな他人の弁当の中身が気になるのか、覗き見してわいわい言っている。
俺はいやな予感がした。
そして次の瞬間、その予感は不幸にも的中してしまった。
2段重ねの弁当箱の上段は押し寿司のシャリの部分のように白飯が
ぎゅうぎゅうに詰まっていた。まるで餅かきりたんぽのようである。
そして下段にはピーマンが丸ごと、しかも生で1つだけ入っていた。
俺は両親に望まれて生まれてきた子供ではないんだとそのとき悟った。
その時、俺を囲んでいた5,6人のクラスメイトはジョークなのか
マジなのかを察しきれずにただ無言で自分の弁当をほおばっていた。
それから俺は昼休みにトイレでひたすら泣いた。涙が枯れるほどに。
(・∀・): 154 | (・A・): 102
TOP