あの日あの時あの場所で…(後悔)

2010/07/18 12:00 登録: えっちな名無しさん

高校入学してすぐ、学年集会で部活動の紹介があって、そこで弓道部部長に一目惚れ。
シャレにならないくらい凛とした美人で、速攻で体験入部を申し込みました。
が、商業なせいもあって男子部員ゼロw
顧問の先生からも部員からも、異常な大歓迎を受けました。

部長は3年生だったので、僕が直接指導を受けるのは2年の先輩。
練習場が狭く、校庭の仮説みたいな感じで的を設置していたので、3年の先輩と2年の上手な先輩はそっちでやって、下っ端は視聴覚室の外扉にある2つの的で練習していました。

そのため、部長とは殆ど接点もなく、残念な日々。
それでも久々の男子部員なせいもあって、時折様子見で練習の様子を見に来ていました。

3年なので、夏合宿を終えれば引退してしまいます。
それまでに何とか…と思ってましたが、機会もなく、夏休み間近に。
そこで驚愕の事実を知ってしまいます。
頭脳明晰な先輩は大学の推薦枠を狙っており、合宿には不参加…つまりそのまま引退濃厚と言う絶望的な事実を知ってしまったのです。

テンションもガタ落ちで沈みました。
それなら何とか夏休み前に上手になって、校庭の的で撃つ姿を先輩に見て欲しい…それがテンションを保つ生命線になりました。


はっきり言って僕はド下手で、同級生の部員が次々に的撃ちに進む中で、僕はひたすら型である射法八節を繰り返していました。

そこで顧問の先生に頼んで、本来は禁止(一人練習は暗黙の了解で)な、練習日でない土曜日に練習に来ていいですかとお願いすると、最初は入部間もないし…と消極的だったものの、熱意に押されたのか、OKしてくれました。
ただし他の部員には秘密にして、部長にだけは許可を貰えと言われました。

先輩に…

高鳴る胸を押さえ、僕は先輩が一人になった時に声を掛けました。


僕「あの先輩…○○先生からは許可をもらったのですが、今度の土曜日に練習に来たいんですが…」
先輩「えっ土曜日…先生が許可したならいいけど、○○君、本当に来るの?」
僕「はい…僕だけ置いてけぼりで、もっと上手くなりたくて…」
先輩「誰かと一緒に?」
僕「いえ…他の人には内緒にした方がいいと思いまして…」
先輩「そうだよねぇ…」
僕「すいませんが、お願いします」


先輩「私が(練習を)見てあげよっか?」



絶好の何たる機会。金輪際ないであろうかの絶好のチャンスでした。
速攻で二つ返事でしたが、まずは一度遠慮するのがマナーと思って

僕「いや、そんな悪いですよぉ…」

と言うと、先輩は自己解釈で

先輩「そうだよねぇ…私がいると練習し辛いもんね。そっかそっかぁ…じゃあ頑張ってね」

と寂しそうに去って行きました。
その後は特に何もなく先輩は部を引退していきました。。。

出典:2ch
リンク:2ch

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