ウチに女子高生がやってきた

　
今日さ、ウチに女子高生がやってきたんだよ。

「はじめまして、タケシくん、いますか？ (はにかみ) 」

タケシってのは俺の息子の名前。
さては息子の彼女か？と思ったね、私は。
あんにゃろう、可愛い娘さんをGETしやがって。

タケシはブックオフに行くと言って出ていた。
けどね、いつかウチの息子の嫁になるかもしれん娘さんを
このまま帰すわけにはいかんでしょう。
私は女房にお茶の用意させて娘さんを中に入れたよ。
あ、そうそう、名前も聞いた。京子というらしい。

学校の様子とかを教えてもらって和気藹々をしてたら、
ようやくタケシが帰ってきた。
自分の彼女が来ていることを知ったらびっくりするだろと思い、
わくわくしながら見てたよ。

「ただいま･･･、えっ！！」

ははは。びっくりしてる。びっくりしてる。
タケシは私に似てテレ屋さんだから、この後どうなるか楽しみだ。

そしたら、その京子って娘さんがこう言ったんだよ。

「おかえり、パパ」