空気嫁 in 結婚披露宴 

2010/08/02 22:59 登録: えっちな名無しさん

先週、従兄弟の結婚披露宴に出席した。 朕も近々結婚する予定なので、参考になるかなと思った。
その従兄弟は本家の長男であり、勤め先も大企業のエリートということもあり、出席者は総勢300人は越えていたと思う。
披露宴は御三家ホテルで、大ホールぶち抜きの盛大なものだった。

朕はあまりの規模の大きさに「こりゃ参考にならんなぁw」なんて思いながら、
花嫁さんの綺麗な姿にうっとりしていた。
そして流れるような司会者の進行で、披露宴はおごそかに始まり、
まず挨拶や新郎新婦の紹介等を経て、出席者の前にオードブルと乾杯のシャンパンが配られた。

司会者「乾杯の音頭は新郎の直属の上司でいらっしゃいますAさんにお願い致します。
   皆様、グラスを手にその場でご起立をお願い致します!」

その場で新郎新婦を含め、全員がグラスを片手に直立。
ここまでは本当に滞りなく普通の披露宴。
ところがこのAさんとやらがとんでもない人だった。

ただ一言、「新郎新婦の前途を祝して乾杯!」で済むものを、何をトチ狂ったのか
「え〜ご紹介に預かりました私、新郎の○○くんの上司にあたりまして…」と自己紹介から始まり、
「新郎の○○くんは実に優秀でして〜」と新郎の紹介まで。…ここまではまあいい。
その後、どんどん話は脱線していき「私の課での仕事は〜」「会社内でも重要視されておりまして〜」と既に新郎新婦関係ないし。
しまいには「私が先日手掛けました△△は他企業からも好評を頂き〜」と自画自賛。
もう乾杯どころじゃない。
新郎も上司が相手なのでじっと黙って聞いている。司会者も口を挟めない。
10分が過ぎ、20分が過ぎ…どんどんエスカレートする上司Aのマシンガントーク。

その間、朕達出席者はグラスを片手に直立不動のまま。
シャンパンのアワも消え、目の前の料理は冷え切っている。
誰一人しゃべる者もなく静まり返る大ホール。
そんな異様な雰囲気の中、上司Aは気にする事もなく延々と話し続ける…。
そしてようやくその上司の口から「乾杯!」のセリフが出た時

2 時 間 が経過していた。

…もう有り得ない。2時間もの間一人で話し続けたその上司も、
その間ただひたすら立ち続けた朕達出席者も有り得ない。
「誰か止めろよ!」って本気で思った。

結局、そのとんでもない乾杯の音頭(?)の影響で、2時間の予定の式が4時間越え。
うちの親や親戚も「なんなのあの上司!」ってカンカンに怒ってたけど…まあ当然だよね。
多分他の大企業のお偉いさんもたくさん出席してたから、調子に乗って
自己アピールに走ったんだろうけど…。逆効果だったんじゃないのかな〜。

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