怖いおじさんがクリスマスに・・

暑い日が続きますが、オーストラリアでは夏にクリスマスを祝うようです。
おもしろいですね。
そんなクリスマスのお話です、

5才のやんちゃ盛りの男の子が、
パパとママに買ってもらったクリスマスケーキを
大事そうにかかえながら歩いていました。

と、そんな幸せそうな家族とすれ違う、
ちょっとこわもてのおじさんたち…

男の子は、緊張のあまりつまずいて、
ケーキはこわーいおじさんの足に激突。

必死に謝るパパとママ。

逃げるようにしてその場を去る3人家族。

家に帰ると、クリスマスの幸せな気持ちは
どこへ行ってしまったやら…

ケーキはぐちゃぐちゃ。

男の子の泣き顔もぐちゃぐちゃ。

楽しみにしていたクリスマスパーティーも
ぐちゃぐちゃ。

くらーく、重たい雰囲気になってしまっていました。

そのとき、玄関でピンポーン。

なんと、先ほどのこわーいおじさんが立っています。
そっとつけてきたのでした・・・。

「ぼうず、ケーキ、ぐちゃぐちゃだろ。
これ、パパとママといっしょに食べな。
実は、朕はケーキ屋さんなんだよ。」

クリスマスは、みんなが少しだけ優しくなれるときです。


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