はっかのドロップ
2010/08/03 23:33 登録: えっちな名無しさん
704 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:01/10/27 02:15 ID:zFI/d1BX
10年前に他界した、曽じいちゃんとの思い出。
物心ついた時から寝たきりで、しかも数年に一度しか会わない曽祖父は、
子供にしたら、ベッドの付属品くらいの意識しかなかった。
泊りに行くと、いつも曾じいちゃんの部屋で私と弟は遊んでいた。
曾じいちゃんは目が覚めると何時も、遊んでいる私達を枕元に呼んで、
佐久間の缶ドロップから「はっか」をくれた。
色んな味があるのに、いつもハッカを選んで・・・・。
私はあまりハッカが好きではなかったが、外面のいいこだったので
お礼を言って食べていた。
大人になって気付いた。
曾じいちゃんはきっと、一番はっかが大好きだったんだ。
自分が一番美味しいと思うものを、曾孫の私達にくれていたんだ。
とっても愛しいと思っていてくれたんだ・・・・と。
気付くのが遅かったけど、大切な記憶です。
出典:あ
リンク:い
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