後悔

2010/08/11 19:10 登録: えっちな名無しさん

これは、俺の懺悔の話。
もう2年前の話だ。

当時大学生(今もだが)の俺には中が良い女の子がいた。
実名はもちろん書けないので、仮にNさんとしておくよ。
はっきり言ってそこまで美人ではないが、控えめでおとなしい雰囲気の子だった。
俺とNさんは同じ講義を取る率が高かったらしく、ちょくちょく話をする機会があった。
その内2人ともレトロゲーム(主にスーパーファミコンだ)が好きなことがわかって意気投合。
時々俺の家にNさんが遊びに来て、2人で一緒にゲームをすることもあった。
それなりに微笑ましい関係だったんじゃないか、とも思う。

悲劇は、俺が大好きだったゲームソフトをNさんに貸したことで起こってしまった。
例によってゲームの名前は書けないが、多分誰もが一度は聞いたことがあるタイトルだと思う。
その日も俺の家にNさんが遊びに来て、2人でゲームを楽しんでいた。
そして俺はNさんに、そのゲームの自分のデータを見せた。
俺はこのゲームが大好きで、レアなアイテムの収集はもちろん、パラメータの上昇値まで最大限にこだわっていた。
ネットを調べ尽くし、キャラクター5人のパラメータ、装備ともに最強にしたデータだ。
完成までに費やした時間は、当り前だが200時間は軽く超えていたと思う。
「すごいね!」
俺のデータを見たNさんは、笑顔で褒めてくれた。
そして、運命のひとこと。
「私も久しぶりにやってみたいな。ね、貸してくれない?」
ああ、なんで俺はこの時に首を縦に振ってしまったんだろうか?

ゲームを貸してから3日後、俺の家にNさんが来た。
顔が真っ青だった。
一体何事かと思い、とりあえず部屋にあがってもらうと、Nさんはごめんなさい、ごめんなさいと謝罪の言葉をひたすら口にしながら泣き出してしまった。
一体どうしたのかと尋ねてみると。
「データ、消しちゃった…」
Nさんはセーブをする時に操作を誤り、俺のデータを上書きしてしまったというのだ。
俺は愕然とした。
俺の血と汗と涙の結晶が…もう戻ってこない?
そしてNさんはその時、こんなことを言ったのだ。
今でもはっきり覚えている。
「何でもするから許して…」
涙交じりの言葉だった。
そしてその言葉を聞いた瞬間、俺の心にどす黒い怒りの炎が燃え上がってしまった。
「ふざけんな!何が許して、だ!」
俺の怒りの叫びに、Nさんは体をビクッと震わせて硬直した。
「データはもう戻ってこないんだぞ!」

そして俺はNさんに暴行を働いた。
といっても、殴ったり蹴ったりしたわけではない。
Nさんを無理矢理ベッドに押し倒し、手首と足首をタオルや縄跳びを使ってベッドの柵に縛り付ける。
そして完全に動けなくした状態で、Nさんの足の裏をひたすらくすぐったんだ。
土踏まずに踵、そして指の付け根。
一切容赦せずに、あらん限りの手を尽くしてくすぐった。
俺のくすぐりに笑い悶えるNさん。
スカート姿だったため、暴れる脚の間からパンツが見えていたが、正直全く興奮しなかった。
ただこの女に地獄を味あわせてやる、それだけしか考えられなかった。
指の付け根をヘアブラシでゴリゴリ擦っている時、Nさんは悲鳴とも笑いともつかない奇声を発していた。
くすぐっている最中、何度もやめてと懇願されたが、俺は聞く耳を持たなかった。
そして大体10分が経過した時。
「いやあああああっ!」
甲高い悲鳴とともに、Nさんがおしっこをもらした。
Nさんのおしっこで、一気に水浸しになるシーツ。
しかし、それでも俺はくすぐりを止めない。
右足、左足とくすぐる場所やくすぐり方を変え、Nさんがなるべくくすぐったさに慣れないしながら、とことん足の裏を責め上げた。
Nさんの顔は、汗と涙と鼻水と涎でぐしゃぐしゃになっていた。

そしてさらに10分後。
Nさんの声が出なくなり、ヒクヒクと体を痙攣させるのみになった所で、俺はようやくNさんの足の裏をくすぐるのやめた。
手足の拘束を解き、体を自由にする。
Nさんは放心状態で、ひっくひっくとしゃくりあげるのみ。
そんなNさんに、俺は冷たく言い放った。
「とっとと帰って」
しかし、Nさんはその場から動こうとしなかった。
いや、動けなかったのかもしれないが。
だが、俺はそんなNさんの行動にムカつき、追い打ちをかけるように言った。
「あっそ。じゃあもっとやられたいの?」
「ひぃっ!」
絹を裂くような悲鳴、とはあの時のNさんの悲鳴を言うのだろう。
Nさんは慌てたようにその場から起き上がり、逃げるように俺の部屋を出ていく。
その後ろ姿に向かって、俺は罵声を浴びせた。
「絶交だからな!」
Nさんが部屋を出ていった後、残されたのは汗とおしっこにまみれたベッドだけだった。

3日後、再びNさんが家に来た。
俺はもう、Nさんとは縁を切ったつもりだったが、彼女の方はそうではなかったらしい。
「何でもするから!」
「お願いだから許して!」
今思うと、十分以上に反省してるんだから許してあげればよかったと思う。
だけど、その時の俺は許せなかった。
だから、また同じことをした。
再び彼女をベッドに縛り付け、足の裏をとことんくすぐったのだ。
「もう会いに来ないって言え!」
そんなことを言いながら、俺は彼女の足の裏をひたすらくすぐり続けた。
前回くすぐった経験から、Nさんは指の付け根の盛り上がった部分が特に弱いことがわかっていた。
だからその部分をとことん爪でゴリゴリと引っ掻く。
Nさんは執拗な俺のくすぐりの前に、数分ともたずに降参した。
「もう来ない!もう来ないからくすぐらないで!」
その言葉を聞いて満足した俺は、Nさんを解放する。
「………」
Nさんは何も言わず、無言で部屋を出ていった。
そしてこれが、俺が見たNさんの最後の姿だった。



その後、Nさんは大学を辞めた。
そしてそれ以降、俺はNさんと会っていない。
大学を辞めたのは、俺のせいだろうか?

今になって思う。
何であの時、あんな酷いことをしちゃったのかな、と。

Nさん。あの時は本当に申し訳ありませんでした。
俺の事を忘れて、元気で暮らしている事を願っています。

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