シムウル洞窟での性難
2010/09/25 20:30 登録: えっちな名無しさん
国の調査官に勤務するマリアは、明日からのシムウル洞窟での単独捜査任務に不満を持っていた。
マリアは同僚の中では男以上の結果を残し、今では同期で一番の出世をした。
単独調査官を行える資格を持つのは同期ではまだマリアだけである。
生まれながらにした知的な美貌と、それとは非対称な野心。子供好きなマリアは若いうちの結婚を望んででいたが、調査官としての任務を通じて、マリアは仕事に対する情熱を持ってしまった。
27歳のマリアは、男が9割を占める調査官達の憧れでもあり、ライバルでもあった。
その中でも、何かと比較されるマリアの同期は、マリアに対しては憧れと同じ位の嫉妬感情を持っていた。
マリアの勤務する国の機密機関が集結するオフィス郡で勤務している男からの求婚は、日常茶飯事であった。
更に一部の偏見意識を持つ上層部では、女性であるマリアを邪魔者扱いする者も多く、強制的な見合い話も沢山あった。
しかしマリアは全ての誘いを断っていた。マリアには大学の頃からの交際相手がいた。
政治家を目指しているトーリである。マリアとは大学の冒険サークルで出会い、それ以来、二人は結婚の約束をしている。しかしマリアは苦悩していた。
マリアの直属の上司でもある、ダズはトーリの実父であるからだ。
ダズは、自分以上の才能を持ち優れた女性であるマリアをことごとく嫌い、出世を妨害しようとしている。
今まで見合い話を何度も持ってきている様に、トーリとの交際を認めていない。
実際にダズは、トーリを自分の政治力を使って、離れた都市の実力者の秘書に推薦し、マリアとは距離を置かせている。
トーリは政治家になるための勉強一筋であり、父親のたくらみなどは知る由も無いだろう。
マリアが出世をして、単独調査の出来る資格を得た最初のダズからの指示は、シムウル洞窟での調査であった。
シムウル洞窟とは都市から遠く離れた人の殆ど立ち寄らない洞窟である。そこでの1週間の単独調査を命じられた。
明らかなマリアに対する嫌味な行為であることはわかったが、
「君が仕事を選ぶとはね。立派になったもんだ」
と挑発され、負けん気の強い 性格から
「やればいいのでしょう」
と言ってしまい、引っ込みがきかなくなった。
明日からは、そのシムウル洞窟での単独調査をしなければならない。
出典:2ch
リンク:2ch
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