ご近所のお話
2010/10/10 02:01 登録: えっちな名無しさん
自分の実家の御近所のお話。
とはいっても、親からのまた聞きだったりする。
自分の実家はF県の小さな集落。
最近では農家を廃業して、勤めに出ている人が多いようなそんな所。
そこに自分の実家があるのだけれど、実家への一本道の途中に藪があり、その奥に古い家があった。
その家も農家は廃業していて、息子が某農業系団体にお勤めだったそうだ。
その家には、息子夫婦とトメが住んでいたという。
なんで伝文なのかというと、一切近所とのかかわりがなかった家だから。
勤めに行く息子が目撃されるだけで、あとは一切わからない。
近所でお互いにおすそ分けなんて当たり前の土地で、かかわりが全くない家っていうのは珍しい。
そんな中、たまに目撃される息子の嫁が異常なまでにやつれていると噂になった。
片道30分かかるスーパーから、両手に大荷物抱えて歩いて帰って来ている姿も目撃され始めた。
でも、関わらない家だから助けに行く事も出来ない。
何とか力になれないか。
そんな事を相談していたさなか、その家のトメがお亡くなりになった。
この地域の葬式は近所総出で手伝うのがルールだから、近所の方もその家に手伝いに行ったそうだ。
そして、近所の方が見たのは、驚くべき汚屋敷。
嫁さんがいくら片づけてもトメがどんどん汚してしまって、手がつけられなかったらしい。
息子は、そんなトメを一切止めなかったらしい。
体調を崩したトメを看病したのも全て嫁。
自分の母を看病しようという事すら息子は一切しなかったと、嫁は語っていたそうだ。
そんな嫁は、トメの葬式が一段落した49日を最後に行方不明になった。
郵送で、離婚届だけ送られてきたそうだ。
その後、息子は事故で半身麻痺となった。
でも、看病する人、介添えする人もいない。
事故で入院中に、元嫁が一度だけ訪ねてきたそうだが、最後の義理だと宣言されて以後連絡が取れないそうだ。
これは、息子が近所に語った話。
因果応報って本当にあるんだなと思った。
出典:オリジナル
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