酔いどれ天使
2010/10/23 18:28 登録: えっちな名無しさん
24才。どこにでもいるOLです。萌えコピのファンです。
初めて投稿します。
大学を卒業して、運よく就職できたのですが、実家とは少し離れた距離。
通えなくはないんだけど、少しだけ自立してみたくて無理に一人暮らしをしてみることにしました。今まで両親に甘えてばかりだったので自分としてはかなりの冒険でした。
やっと仕事に慣れてきたとき、先輩のミスで部署全員で残業することになりました。
何とか終電には間に合ったものの、12時過ぎた駅前の繁華街はちょっと怖かったです。
まだ、そんな慣れてない街。いつもなら平気なんだけど、深夜のこの街は別でした。
平気で立ちションをしている人。ホームレスのおじさん。酔っぱらい。
明日は休みだから、早く帰ろう。
そんなことを思いつつ駅を出ました。
急に雨が降ってきました。「あー、もう!」
駅前の交差点で信号待ちをしてた時です。
酔っぱらった大学生らしき集団が、私にからんできたのです。
ホント言うと、一人だけ。
「ネーチャン、これから一緒に飲まない?」
連れの子たちは「やめろ」って彼を制止してました。
それでも、その酔っぱらいはしつこくて、「いいじゃん、遊ぼうよ」
「イヤです」
「何、カマトトぶってんだよ」
「オイ!ヤメロ」と友達。「スミマセン。コイツちょっと飲み過ぎたもんで」
「いえいえ」「オマエ、いいかげんにしろ」「人に迷惑をかけるな」
突然、酔っぱらいが急にキレて、
「うるせー、今からこの女のマン○にオレのチン○を●●●●●●●●●●」
思いっきり肩をつかまれました。
「イヤ、ヤメテ!痛い!」怖い。
その時、コンビニで売ってる安い傘をさした、一人の男の人が酔っぱらいとの間に
入ってくれました。何げに信号待ちしている感じで、ホント自然に。
ギロッて彼が睨みつけると、酔っぱらいはおとなしくなりました。
友達たちは私に「ホント、すみません」って謝ってくれました。
でも、私はずっとふるえてました。怖くてたまらなかったのです。
やっと、信号が青になりました。
男の人は大きな歩幅で横断歩道を歩いていきます。
私、彼の後を早足で追い掛けます。
信号を渡り切った後、遠くの方で酔っ払いが、
「ブスー!死ね。クソ女」って喚いてます。
怖くて男の人のそばに寄り添いました。
男の人。30代。
風貌は、私の好きな映画の「レオン」のジャン・レノに似ている。
顔は日本人で言うと若い渡辺謙。
ずっと、彼の後をついて行った。さりげなく傘を私にかけてくれた。
ここまでくると大丈夫だろうって、
「オレ、こっちだから」持ってた傘を私に差し出す。
「ホント、ありがとうございました」
「えっ、何のこと?」
「助けてもらって」
「何、言ってんの?」彼が言う。
「じゃあ」彼はそのまま、私の家と逆の方向に走り去って行く。
出典:ごめんなさい。
リンク:すぐ、続き書きます。

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