トラウマ

2010/10/26 19:12 登録: えっちな名無しさん

オレが小学校低学年の時の話です。かなり昔の話です。
友達が親からサッカーボールを買ってもらったって言うので、
放課後近所の公園で仲間たちと遊んでました。

本物のボール?かなり硬く重くて、
小さかったオレらには扱いにくくパス回しぐらいが精一杯でした。
さすがに、つまんなかったのか友達の一人が、思い切り蹴りました。
オレらの横をそれて、ベンチに座ってるおっさんの所にボールは転がりました。
おっさんの足元にコロコロと転がって、おっさんの靴にコツン。

おっさん、血相を変えてボールを投げ返してきました。
そのボールを受け取ったのがオレです。

「ゴメンなさい」
おっさん、オレに手招きする。
「こっち来なさい!イイから、こっちに来なさい」
オレ、行ってみたらイキナリ、ゲンコツ。
それも、チビだったオレが痛くて泣かない程度の地味な
ゲンコツ。
「ゴメンなさい」って、ずっと言ってた気がする。
おっさん、ずっと説教。友達もあまりのおっさんの勢いに
ビビッて逃げだした。

説教の合間に、あの地味なゲンコツ。
オレ、本当に泣きそうだった。
今思うと、泣くまでやるつもりだったのかなとも思う。

理不尽な説教。合間にゲンコツ。
たぶん、30分ぐらいだったと思う。

中学や高校の時も、悪さして先生に思い切りブン殴られ
たことはあったけど、今は気にしてない。

でも今思うと、このどーでもいいことが、トラウマになってる。
おっさん、最後に(オレ、その時ホント小学校の1・2年よ)
「お前の名前と住所を言いなさい」

なんか、自分の親に迷惑がかかる気がして、それだけは言えなかった。
「強情でカワイ気のないガキだな」また、ゲンコツ。
しつこい。徹底的にしつこい!

あいつのあの時の面!今だに忘れられない。
ヤツは、もうかなり昔に引っ越してるが、いまだにテレビで見ると、虫酸が走る。

汚ねー髪の毛の、タバコ屋のせがれのバカちんです。

出典:実話
リンク:実話

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