中国の方にこそ知って欲しい 山古志村の錦鯉毒殺

2010/11/21 17:20 登録: えっちな名無しさん

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山古志錦鯉池揚げ、上海万博へ

 中国・上海万博へ出展する長岡市山古志地域の錦鯉が4日、同市六日市町の養鯉池から、いけすに移された。雨の中、池揚げされた紅白や山吹黄金などの錦鯉はどれも色鮮やか。ぎくしゃくする日中関係だが「泳ぐ宝石」の優美さで交流の懸け橋となるか期待される。

 出展用の錦鯉は生産者4人が出品し、6月から同所の養鯉業、野上久人さん(49)がまとめて飼育。池揚げされた7匹の中から、よりすぐりの5匹が万博で展示される。

新潟日報2010年10月4日

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山古志村と聞いて 聞き覚えがあると思った方 大勢いらっしゃるでしょうね。


6年前の中越地震の時に 大きな被害が出たところですが 錦鯉発祥の地として知られ 地震の時には鯉の池から水が抜けて たくさんの鯉が死にました。


そのニュースも 週刊誌で読んだ記憶が有ります。


辛かったでしょうねえ…


しかし 山古志村の皆さんは 残された鯉を大切にし 復旧に努められました。


上海万博出展の話しは 長岡市から5月に有ったそうなのですが 名誉な事ですし 喜ばれた事でしょう。

鯉は 持ち帰る事は出来ないという ちょっと変わった条件がついていましたが 山古志のひと達はこれを飲みました。
錦鯉って 高いんでしょ?
売れば相当な金額だと思われますが あちらで飼って貰えればいいと 考えたそうです。


10月13日から15日午後までの展示で 2万6000人のひとが来場し 大盛況。


 


さすがは 泳ぐ宝石 しかも選りすぐりの5匹です。
美しい… 

しかし 展示が終わってすぐ この鯉は育ててきた山古志村のひと達の目の前で 毒殺されました。


片づけようとしているところに 役人がやってきて 「病気があるから殺す」と言って 水槽に毒を流しこんだそうです。


上海万博は 生き物の展示は不可となっていますが 長岡市長の尽力で特別に 展示にこぎつけたのだとか。

このあたりがよくわからないのですが 市長は 初めから鯉が殺されると知っていて 山古志村のひと達への説明をわざと省いたのか それとも担当者レベルで上手く伝わらなかったものか 不明です。

とにかく 山古志村のひと達は 錦鯉が殺されるなんて 思っていなかったのは確かです。


契約書には 最後は処分すると書かれていたそうなのですが 山古志村のひと達はそれを知らなかったようで もしかしたら 訳の問題も有るのかもしれません。


それにしても 日本人の感覚では 自国へ出展してくれた 珍しくて しかも高価な生物を その国に帰すことも認めず すぐに殺してしまうなんて 考えられません。
中国に入国の際には もちろん検査も受けているそうです。


…ただねえ 山古志村のひと達は これでまた両国間に軋轢が生まれるのを望まないという事で これ以上問題にしない姿勢みたいなんですよね。


中国は ここのところ大きな地震が相次ぎました。
山古志村が 大きな地震の被害にあって そこから何年もかけて復興し この美しい鯉を育てたのだと あちらの方達は 知らないでしょう。


そうして 上海まで運んで 胸を張って展示したのに 無残にも痙攣して鯉が死んでいくのを 泣きながら見ているしかなかったなんて 悲しい話も。


私は正直 きちんと契約書に書かれているのに 山古志村のひとが知らないなんて 長岡市に大きな手落ちか 目論見が有ったのではないかと疑っていますが それにしても中国との間で生物についてやりとりする事になる方達は 必ず 詳細に契約書を検討し 説明するべきひとにはきちんと説明して頂きたいものだと思います。


命に対する感覚とか感情がこんなにも違うのですから あとは契約で守るしかないですものね。


こんな事になって 本当に残念です。

出典:中国の方にこそ知って欲しい 山古志村の錦鯉毒殺
リンク:http://ameblo.jp/yuki2005/entry-10711079629.html

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