弱みを握って泣く泣く

先日義姉が俺の元へ肝臓移植のための検査を受けて欲しいと頼みにきた。
入院していた兄が肝臓移植をしなければ助からないというのだ。
両親は年老いているため適合せず、自分自身も検査をしたが駄目だったそうだ。
それで、しかたなく、もう５年も音沙汰がなかった俺の元へ頼みに来た。

義姉は３５歳にはなるはずだが、相変わらず美しかった。
俺は必死で頭を下げる義姉の全身を舐めるように見つめた。
細くて綺麗な脚、ニットを上品に盛り上げている小ぶりな胸、白いうなじ。

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