とある電車内の出来事
2010/12/20 19:59 登録: えっちな名無しさん
今朝の某ローカル線での話。車内は立つ人がちらほら程度の混み具合。三歳くらいの男の子を連れた母親が入ってきた。
男の子は、買ってもらったオモチャの鉄砲を嬉しそうに振り回し、「バン、バン」と言いながら目に見えない敵をやっつけていた。
たどたどしいしゃべり方で没頭する様子があまりにもかわいいので、大人たちは微笑んで見守っていた。
そのうち、男の子は隣に座っいた若いリーマンを標的にし始めた。リーマンは最初とまどっていたが、純粋な子どもの期待に応えなければならないという責任感からか、少し恥ずかしそうに、「やられた〜」とリアクションをした。
男の子はゲラゲラ笑って喜び、さらにリーマンに向けて「バン!バン!」とやっていた。母親はリーマンに謝っていたが、リーマンは少し嬉しそうに「ぐ・・・ぐはぁ」など様々なリアクションをしていた。
男の子はそのうちに飽きたのか、「もっと おもちろいこと ちて!!」とムチャぶりをリーマンにかました。
困惑するリーマン。たしなめる母親。固唾を飲んでリーマンのリアクションを見守る周囲の乗客。車内に緊張が走った。
とその時、リーマンがしかけた。手で鉄砲の形を作り、男の子に向けた。そして、男の子が「バン!」と撃ってきたのに対し、「マライヒ!」と反撃した。
しばらく、リーマンと男の子で「バン!」「マライヒ!」「バン!」「マライヒ!」という応酬が続いた。
しばらくして車内で誰かが爆笑した。まだ続いていた「バン」「マライヒ」のやり取りを見てようやく俺も理解して吹き出した。母親もネタを知っていたようで爆笑し、「息子を変な道に引き込まないで下さい」と笑い過ぎて涙を流しながらリーマンに言っていた。
その母親の言葉を聞き、ネタを知っている人は大爆笑。知らない人はぽかーんとしていた。そのシュール過ぎる光景に、俺の腹筋は破壊された。
出典:オリジナル
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