なぜ？

これは、今でも家族の笑い話にあがっている

家は小さな工務店

親父が初代で、俺が2代目（実際継いだのは去年）

今から10年くらい前の話

‘加工場’と呼ばれる材木を加工する工場がある。そこで事件は起きた・・・

当時、親父は加工場で加工しており、俺は現場打ち合わせで不在だった

打ち合わせから帰ってくると、加工をしているはずの親父の姿は無く、工場のシャッターは開いたままで、誰もいない・・・

不審に思い工場内に入りあたりを見回すも人の気配すらない・・・すると、とある機械から‘血痕’が床に垂れて行くのを発見！

『あ〜・・・やったな・・・』

と俺がつぶやくと後から車が勢いよく敷地内に入ってきた。親父の車だった。

工場の前まで来ると、車のドアを勢いよく開け開口一番

『やってしまった・・・』

そう言った親父の手は包帯がぐるぐる巻きになっていた

痛々しい表情をしながらコッチへ歩み寄ってくる親父

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にやけながら俺は親父に問う・・・

俺　『怪我したの‘手’だよな？』

親父『ああ！』

そういった親父はなぜだか‘びっこ’曳いて歩いていた

事の重大さを表現したくて出た行動なのだろうが、なぜか‘戦争で負傷した兵が帰還する’様なシーンを連想させる格好で歩いてきた親父に怪我の心配より吹いてしまったｗｗｗ

因みに、怪我は掌を十数針縫う怪我だった



出典：無し
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