大きな疑問

トイレにはよく消臭スプレーが置いてある。

そしてそのスプレーにはバラやフローラル等、香り付の物が一般的ではなかろうか。
拙者はこれに関して大きな疑問を抱いている。

まず前提として、消臭スプレーを使用する理由を明確にする必要がある。
拙者の個人的な考えで恐縮だが、

１．後の人にウンコのにおいで不快な思いをさせない為。　
２．後の人に自分がウンコをしたと悟られないよう誤魔化す為。

このどちらかであるのではないかと推測される。

まず、１を前提に考えてみる。
まぁ香りの好みはあれど、大抵の人は消臭スプレー自体の香りに不快感を抱く人はそうそう存在しないのではないか。
だが、体臭用のスプレーでもそうなのだが、ほかのにおいを打ち消す程の香り、ここで言うとバラやフローラル等の香りと、ウンコクラスの強烈なにおいが混在するとこの世の物とは思えない不快なにおいが生まれてくる場合があるのである。
時として、目も開けられない程のにおいに出くわす事がある。
これはもう命に関わる問題である。
そうなると１．の目的が逆効果になってしまう。

次に２．である。
自分がウンコをしたと悟られないようにと言う気持ちはよく分かるのだが、後から入った人はトイレの中がバラ等の香りがすると、

「あ、前の人ウンコしたんだな」

と思わないだろうか？
スプレーを使用する＝ウンコをした為と考えるのが一般的ではないか。
それどころか

「スプレーしなければならない位、高レベルのにおいがするウンコをしたんだな」

とまで詮索されてしまいそうだ。
顔見知りであれば

「すんごい臭いウンコをした人」
「あの人のウンコは臭い」

のような潜在意識が植え付けられてしまう恐れがある。
これは何としても回避したい所ではある。
これもまた、逆効果ではないだろうか。

以上の検分により、ウンコをした後の対処として

・自分はウンコをしましたが何か？と完全に開き直る強い心を持つ。
・においが全くしないウンコが出せるよう食生活を管理する。
・短時間で完全にウンコのにおいを消し去る無香料のスプレーを開発する。

このいずれかになってしまうのではないだろうか。

ちなみに、においを残さない方法として、「2度流し」と言う技があるが、これはまた別の機会に分析してみたいと思う。

出典：拾い物
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