昔話 良い童貞と、悪い童貞
2011/02/12 18:23 登録: えっちな名無しさん
昔々あるところに、いじわるな童貞と心の優しき童貞がいました。
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:24:13.85 ID:ClJEnz+E0
童貞たちはそのまま、静かに息を引き取りましたとさ。
めでたしめでたし。
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:24:37.36 ID:bnAZ3Okn0
後のスリラーである
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:24:55.12 ID:KXCuR4340
だけど本当はもうちょっとだけ続くんじゃ
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:24:58.29 ID:g/hq/0ur0
ポゥ!
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:25:32.42 ID:ClJEnz+E0
いじわるな童貞は地獄へ、心の優しい童貞は天国へいきました。
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:26:07.90 ID:9g46xzgY0
いじわるな童貞はイケメンに
心の優しい童貞はブサメンに育ちました
いじわるな童貞はすぐに童貞でなくなりましたが
優しい童貞は何時までも童貞をまもり続けました
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:26:16.02 ID:ClJEnz+E0
さてそれでは地獄にいるたくさんのいじわるな童貞の一人にスポットをあててみます。
18歳で死んでしまった彼はどうして<いじわる>な童貞として地獄へ落ちてしまったのでしょう?
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:31:48.02 ID:ClJEnz+E0
>>7の続き
彼は喧嘩の強いデブでした。
それゆえ小中高の学校社会ヒエラルキーにおいては常に支配階層へぞくしていました。
「まっつん、あそこの犬にカンチョーしてこい、これ命令な!」
「たもつ! 明日の3時間目にクソタレろ! 絶対だぞ! 絶対だからな!」
「鈴木〜、メーラン(カップ麺のこと)買ってこ〜い、5秒以内で。あと、明日までに10万な」
などと、被支配階層にぞくする人々に対し無茶な命令を下しては、
彼なりに楽しい毎日をおくっていました。
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:33:40.97 ID:ClJEnz+E0
>>12の続き
しかし彼はまったくと言っていいほど、女性に人気のない男でした。
彼のいた世界は20世紀の日本、中世ではありません。
ヒエラルキーの支配階層にぞくするかといって女にモテるわけではありません。
ましてや力づくで女をモノにすることなどもできません。
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:27:18.07 ID:bnAZ3Okn0
そこは地獄ではなくネバーランドでした
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:28:23.55 ID:9g46xzgY0
ネバーランドではホモ・セックスが流行っていました
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:29:09.62 ID:bnAZ3Okn0
アォッ!
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:29:42.69 ID:ClJEnz+E0
>>8いいえ、正真正銘の地獄でした。
現在に至るまでに、約80京人の童貞が地獄にいます。
地獄にはパソコンもありません。
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:32:02.91 ID:bnAZ3Okn0
まさに灼熱地獄でした(満員電車的に)
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:33:37.69 ID:g/hq/0ur0
それと同時にお触り地獄でもありました
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:34:43.54 ID:ClJEnz+E0
>>15の続き(以下省略)
自分よりも身分の低い者たちが次々と童貞を捨てていきます。
「非常階段で2組のアヤちゃんと4組のムラカミがやったのみちゃったぜ」
「はあぁ、セックスしてえわぁ」
「あそこのホテル、休憩めっちゃ安いらしいよ」
など、童貞である彼にはついていけないような内容の話が耳に入るようになりました。
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:35:40.90 ID:ClJEnz+E0
彼は思いました、朕もそろそろ童貞を捨てるべきかな、と。
死なない程度に相手をいたぶることに関してはスペシャリストな彼ですが、
どのように女性と接すればよいかは皆目見当がつきません。
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:36:48.30 ID:ClJEnz+E0
あるいは、地位をうまく利用し、ちょっと手荒い真似をするだけで
彼の望みを叶えることは簡単なことなのかもしれません。
しかしこういうゲス野郎に限って、最初の人は大事だよな、などと思うのです。
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:38:05.92 ID:ClJEnz+E0
彼は、F山商業高校の大王(自称)という身分を知らない、
ようするに自分という人間そのものを愛してくれる人に、
自らの神聖なる童貞を捧げたい、と考えました。
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:39:12.65 ID:ClJEnz+E0
そして彼には条件に合う女性に心当たりがあります。
彼の家から歩いて5分の距離にある「Rソン」という
コンビニエンスストアで働く「リ」という女の子です。
彼女は日本人ではありません。中国人です。
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:41:43.12 ID:ClJEnz+E0
彼の目には、現代の日本人(彼の高校の同級の女ども)と比べると、
リは清楚で純粋な女であるように映っています。
何よりリが美しい女であることに彼の心は動かされていたのです。
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:41:53.66 ID:wdl17b480
そんな奴はいない
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:42:38.87 ID:ClJEnz+E0
名札の「リ」から推測して、日本人ではないことは彼にもわかっていました。
あの娘は外国人、朕がF山商業高校のやり手大王だということは思いも寄らないだろう、
と彼は思いました。
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:44:31.58 ID:ClJEnz+E0
彼はリのことを調べ始めました。
彼女は月、水、金曜日の17時から22時まで働くこと、
住まいがエントランス設備のあるマンションであること、などがわかりました。
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:45:53.39 ID:ClJEnz+E0
彼としては、
支配階層の頂点に君臨する大王が被支配階層である農民の娘に密かに思いを寄せている、
という認識のようでしたが、
リからすると、
豚のように太って時代錯誤の髪型をした日本人のガキが
何やら変態的ストーキング行為を自分に対しておこなっている、
日本はやはり変態が多いのね、
という認識です。
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:47:09.91 ID:ClJEnz+E0
調査を重ねるごとにリについての知識が増えていき、
それと比例するようにリを自分のものにしたいという思いも大きくなってきていました。
リに対して思いを伝えられずにいましたがとうとう彼にチャンスが到来しました。
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:48:32.47 ID:ClJEnz+E0
ある水曜日の21時頃、突然大雨が降り始めました。雷も鳴っています。
天の意志だな、と彼は思い、傘を持ってリの務めるRソンへ向かいました。
彼女が傘を持たずに出勤していることは調査済みです。
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:48:49.83 ID:bnAZ3Okn0
もしもし私、リかちゃん!
今貴方のお家の前で草食ってるの!
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:50:09.69 ID:ClJEnz+E0
彼女は雨の中傘もささずにマンションへ帰らなければならなく、ズブ濡れになってしまう、
そこへ朕が傘を持って登場! 彼女は朕の優しさに感謝するだろう、
そして朕の善意により雨に濡れずには済むけど、
彼女のマンコは今晩濡れることになってしまうだろう・・・
今日、朕は童貞を捨てる!
などと、都合の良いことを考えながら彼女の退勤を待っていた彼でした。
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:51:39.42 ID:ClJEnz+E0
彼女は22時をちょっと過ぎた頃に出てきました。
しかし店の自動ドアから出てきた彼女はすぐに傘をさしました。
そう、彼女は店から傘を借りたのです。
彼の作戦は失敗したのです。
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:52:58.94 ID:ClJEnz+E0
彼は失望しましたが、すでにさかりのついた猫のような状態になっていた彼は、
「リ! 朕はお前が好きだ! 朕の女になってくれ! いや、なれ! 頼む! 命令だ!」
とわめきちらしました。
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:53:14.67 ID:4yesMb0S0
(´・ω・`)
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:53:43.88 ID:ClJEnz+E0
リはそれに答えて、
「は? あなた何言ってる? バカじゃないのか?
あなたいつもいつもワタシのこと調べてること知ってる。
気持ちが悪いからやめろ、ブタ。あとワタシには62歳の旦那いるね」
と言い、常備しているスタンガンをバックから取り出しました。
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:54:28.17 ID:ClJEnz+E0
そして、バチバチバチッ、とスタンガンで彼を威嚇しました。
ひぃっ、と言って彼は雨に濡れたアスファルトに足を滑らし後へ転んでしまいました。
彼は転んだ際になぜか路上に置かれていたブロックに後頭部を強く打ち、死んでしまいました。
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/31(木) 14:55:44.10 ID:ClJEnz+E0
そのようないきさつで彼は地獄へ落ちました。
〜地獄編終了〜
でめたし、でめたし
つづく
出典:
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(・∀・): 33 | (・A・): 16
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