恋愛だけが人生なのか?
2011/02/21 19:02 登録: えっちな名無しさん
とある居酒屋で開かれた会社の忘年会。隣に座っていた先輩の女子社員と色々話している内、いつしか俺の恋愛事情について聞いてこられた。
その時の俺は24歳。女友達ならいたものの、残念ながら恋人として付き合うといった相手はそれまでいなかった。
先輩A「え、まだ女の子と付き合った事ないの?」
俺「はい・・・実は・・・」
先輩A「て事は、経験もなし?」
俺「・・・はい」
先輩A「彼女と付き合うとか、そういうの興味ない訳?」
俺「ない・・・って訳でもないんですが・・・」
するとその時、いつの間にか俺達の話を聞いていた課長が、いきなり話に割り込んできた。
課長「情けない事言ってんな、俺が君くらいの歳の頃にはもう今の嫁と結婚してたぞ」
俺「は、はぁ・・・」
課長「君が変わらない限り、多分これからだって悲しい独り身の人生が続くぞ。それで もいいのか?」
俺「・・・・」
そんな俺達の話に、またもう一人別の先輩が興味を持ってきた。
先輩B「どうかしたんですか?」
課長「実はね、○○君が・・・」(今までの話の流れを説明する)
先輩B「お前さ、自分の人生楽しいか?」
俺(もう勘弁して・・・)
その後、どんどん周りがその話題に参加してくるのだった。
「まずは社交的な性格に」
「身近な女子には、これから積極的に話し掛けていけ」
「待ってるだけじゃ、恋は成就しない」
「俺が地味なお前のイメチェンをプロデュースしてやろっか?」
といった感じに皆から、俺が彼女を作れる様になるにはどうすればいいのかといった、アドバイスという名のムチを次々に浴びせられていくのだった。
いつしか楽しい忘年会は、そんな俺のリア充化計画で大いに盛り上がっていくのだった。
もちろんその間、俺はもう針のムシロ状態。
さらに追い打ちをかけるかのごとく、俺が密かな恋心を抱いていた同じ部署の女子社員は、ほろ酔い気分という事もあり、俺のそんな話を聞きながら大爆笑していた。
先輩B「よし、こうなったら俺がお前を男にしてやる!」
そしてついに、先輩のその一言が俺の停滞していた人生を大きく動かす事になった。
店を出た後、俺と先輩だけが別メニューの二次会に。皆に見送られ、俺は先輩と共に風俗街へ向かうのだった。
その夜、俺は童貞を捨てた。
出典:自分
リンク:自分
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