同僚との会話

2011/02/23 20:51 登録: えっちな名無しさん

 
 職場での同僚Aとのやり取り。
 昼休み、食堂のテレビを何気なく見ていると、自衛隊関連のニュースをしていた。それを見て、普段から反戦平和の意識が強いAが、非常に憂鬱そうな顔をしていた。

A「僕らを守ってくれるのは武器じゃなくて憲法9条なんだよ。軍隊がいる事でいつ戦争 になるか分からないっていう恐怖を、何で皆は分からないかなぁ」
俺「じゃあもし、外国からの侵略があったらどうするんだ?」
A「だったら宇宙人からの侵略にも備えて、宇宙艦隊を作っとかなきゃなんないね(笑) 『もしも』っていう仮定を使えば、どんな結論だって導き出せるよ。そういう低次元 な議論はナンセンスさ」
俺「・・・・」

 数日後の会話。
 同じく昼休みに食堂でテレビを見てると、防犯対策の特集をしていた。

A「ところで、君んとこはホームセキュリティーとか大丈夫なの?」
俺「別に、これといって具体的にどうこう考えてないな、そういうの」
A「だめだめ、そういうのちゃんと考えた方がいいよ、物騒な世の中なんだから。今の時代、カギ締めたくらいで防犯になんかならないよ」
俺「でも、俺んちに忍び込んだところで、盗むもんなんかほとんどないし」
A「呑気だなぁ。泥棒に入られた後にいくら後悔したって、もう遅いんだよ?」
 
 という風に、Aの思想信条にはやや気に入らないものがあるのだが、色々と親身になってくれるいい奴なだけに、俺としてもどこか憎めないものがあるのだった。


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