ハメ撮り

2011/03/07 14:07 登録: えっちな名無しさん

 意味わかりますよね? 私たちの愛の行為を写真や動画に撮っておこうというわけです。本来はカメラを持ったまま性交をして自分たちを撮影することなんですが、後に書くように、結果的には他人の力を借りました。
 性交を記録するなんてふしだらですか? そう思う方は、がけっぷちに立った私たちの切実さを、まだ理解していませんね。
 実は2010年前半は、だんなが内臓系の疾患をいろいろ発症させまして入退院を繰り返していました。以前に整形外科で入院したときは、ケガ以外は五体満足ですから、病室でこっそりエッチもやっちゃいましたけど、内科で入院するとそれどころじゃなく、オナニーすらする気がおきなかったらしいです。
 今後いつこういうふうにセックスができなくなっちゃうかわからないし、老いていくにつれどんどん体も醜悪になっていきます。いまのうちに、私たちの生のあかしとして、性行為の様子を撮っておきたいと思っていました。
 でも技術がない。大きな鏡のあるラブホを探して撮ればいいのかしらとかいろいろ考えていたのですが……
 いいことに気づきました。いえ、どうして今まで、このことに気づかなかったのかしら?
 「マリナちゃんを呼べ!」
 マリナちゃんというのは、GID(性同一性障害)を発症した「体は男、心は女」の私たち夫婦の共通の親友です。詳しくは「トランスジェンダー」をご覧ください。このマリナちゃんは実は大のカメラ小僧、いえ、女の子になったのでカメラ少女というべきなんでしょうか。マリナちゃんならいろいろ機材を持ってるし、女の子としての人生をスタートするにあたっていろいろ世話した恩義があるので、言うことを聞いてくれるだろう。いや、無理やりにでも聞かせるわ。
 いくら親友とはいえ、裸体や性交を見せるのに抵抗はないかって? そりゃありますけど、でも目的のためならがまんします。それに、マリナちゃんのような男だか女だかわからない人っていうのは、こういうときには便利です。宦官みたいなものですから。
 さっそくマリナちゃんに連絡をとり、強引に手伝わせました。
 3人の都合のいいときにマリナちゃんを家に招待し、デジカメとビデオカメラでがんがん撮影させました。まずは全裸になって二人の全身と、乳房だの尻だの性器だの、体のパーツの撮影、それから雑誌に載ってた四十八手を全部(碁盤とかコタツとか、わが家にないものを使う体位は適当にアレンジしましたけど)実演して撮影。私たち夫婦がモデルになった四十八手図鑑が作れるほどに、写真と動画を撮ってもらいました。なお、フェラだのクンニだのは四十八手の中に入ってます。体位って性器の結合だけじゃないんですね。
 ちなみに、四十八手が載ってた雑誌って、20代女性をターゲットにしたファッション雑誌のminaです。nonnoとかminaって、かなり頻繁にエッチ記事が載るんです。20代女性って、したいさかりですから。
 四十八手をネットで見られるところで、あんまりいやらしくないところは四十八手Gallery - OZmallがいいかしら。
 あ、いままで撮影技術がなくて断念していただんなの射精シーン(→「続・夫婦生活」参照)もばっちり動画でとれました。けなげにぴくぴくと律動して白濁した液体を出すだんなのペニスを見てると、愛らしくなりますわ。もちろんこのときの精液はむだにしません。ちゃんとバイブにつけて人工授精です。その様子も動画に撮ってもらいました。これで、だんなのオナニー(射精シーン)と私のオナニー(人工授精シーン)も撮影してもらったわけです。
 マリナちゃんには私の手料理をふるまい、役得としてこの写真と動画をコピーして持ち帰ることを許しました(許さなくても絶対にこっそり持ち帰るでしょうが、そのことで罪の意識を持たれると困りますから、先手をうって持ち帰りを認めたのです)。「もし画像が流出したら犯人はマリナちゃんよ」とおどしをかけておきましたが、まあ彼女のことですから信頼しております。
 なんでも、撮ってるうちにむらむらしてきたらしく、家でオナニーのおかずにしたいんだそうな。お前は心が女になったんじゃないのか? いったいどっちの裸体に興奮してるの? なんでもだんなによれば、中国の宦官って去勢してもけっこう性欲はそのまま残っていて、女を囲ってたらしいですからね。マリナちゃんに男性の性欲が残っていたとは計算外でした。いまごろマリナちゃんが私のあそこを見てオナニーしてるかと思うと……ま、いっか。
 できた写真のいくつかをカラープリンタで印刷し、アルバムに整理。だんなの会社では入社記念に全員にアルバムを配る習慣がありましたが、いまどきアルバムなんて誰も使わず、今は別の記念品になったんだそうな。わが家でも押入れに眠っていたので、こうして活用してあげました。門外不出の「真理子の性教育図鑑」です。
 あらためて自分たちの痴態を見るのは猛烈に恥ずかしい。特に、だらしなく口をあけている私の顔や、ふだんのしゃがれ声とは明らかに音域の違うあえぎ声には、赤面ものです。それでも将来、きっと懐かしく見られる時が来るでしょうから、大切にしまっておきます。


出典:開かれた宗教感って面白い
リンク:http//:www.babelbible.net

(・∀・): 32 | (・A・): 22

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