男女平等

俺の勤めている会社に、小学生時代同級生だった女Ａが派遣でやってきた。
当時このＡはとにかく気が強く、暇があれば男女平等を強調。
詳細は忘れたが、Ａが忘れ物か何かで困っていた時に手助けしたら
「このくらいなら１人で解決できた。余計なお世話。普段女だからって見下してるから余計な事したんだろ。手助けした自分に酔ってんじゃねーよ」的な事をベラベラと喋りはじめ、
最終的に俺が野次馬共が群がる中で謝罪させられたと いう有り難いイベントを経験した記憶が蘇った。
上司からＡの歓迎会の幹事を任され、俺は正直悩んだ。
小学生時代の話とはいえＡの性格を考えると下手すりゃまた皆の前で謝罪する羽目になる。
暫く悩んで思いついたのが、悩みの種であるＡを除外する計画。
とりあえず、今まで飲み会の会費は男性と女性で分けていたのを男女平等とした。
予想通り歓迎会案内を見た社員の女性同僚Ｂが笑いながら会費を指摘。
俺は当時のイベントを打ち明け、会費にミスは無いことを説明して根回し。
ＢはＡにイベントが事実かを確認したところＡは認めた。武勇伝の如く。
比較的飲み会が多い職場なのでＢは他の女性社員に「Ａさえいなければ今まで通り飲み会をやれた」と打ち明ける。
暫くして女性社員が鼻につく性格のＡをシカト。
契約期間を待たずにＡが自主的に派遣元に解除を求めて平和が訪れた。
男女平等万歳。


出典：アパパ
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