れんたる屋の少女

2011/04/15 14:09 登録: えっちな名無しさん

デッキからレンタルビデオが出なくなった。壊れた。
 
レンタル屋にDVDが並び始めた頃か、ちょっと前くらいの時代の話。
でぃーぶいでぃー、なんて長い名前で普及するわけないだろ!って思ってたら普及し始めた。
昔はディスクじゃなかったんだよ、テープだったんだよ!【あ、ハイ知ってますよ】
 
で、これテレビデオ(MITSUBISHI・21型)だったんだけど。
 
【昔マキセリホがCMしてましたね】
 
ビデオデッキなら自分でフタ開けれるけど、これどうにもならない。
 
【テレビデオ壊れやすいって言いますけど、結構長く大事に使ってたんですよね】
 
返却は明日でいいんだが、どのみちこれじゃ何も見れないし。
どうやって返せばいいんだ?
レンタル屋に電話してみようぜ。【そうですね】
 
俺「テープが取り出せなくなりました!云々」
 
店員「そうですか云々。デッキごとお持ちいただければ、こちらで取り出しますけど」
 
俺「テレビデオ(MITSUBISHI・21型)なんすよ、テレビごと持ってかないといけないですか」
 
店員「あ、あー…、そう、ですね、そのようにお願いします」
 
明らかに困ったふうだったなあ、まあしょうがない。
 
テレビデオ(MITSUBISHI・21型)を車に積んでレンタル屋へ。
すると、修理手配もしますよと言われたのだが。【へえ、親切ですね】
この際買い替えよう!と思ってたので、処分してくれと言ったら、あっさりOK。
捨てるのにも金がかかる時代に、いいの?と思ったけど、いいらしい。
 
【ほんとですか!よかったですね!】
 
あ、ここで言っておくが、出てこなくなったビデオってAVか変態萌えアニメだと思ってるだろ!
 
【え、違うんですか?私てっきり…】
 
残念です違います、子猫物語です。
 
【あは!チャトラン!かわいい!でもあれって猫ちゃんの…あ、ダメ、私にはムツゴロウさんの悪口なんて言えない…】
 
挿入口のパカパカを開けてタイトルを見た店員さんが、ニヤリと笑ってたなー。
 
…でも、まあ、AVも借りてたんだけどね。
 
【やっぱり〜!やらしいの好きですもんね〜】
 
問題はそのAVでして、途中まで見て、巻き戻してない。
笠木忍の野外ものですが。
AVを途中までというのは、そこがフィニッシュどころだということを意味するのだ!
ちょっと恥ずかしいよね!
 
【どんな場面だったのか気になりますね…あ、言わなくていいです!すみません】
 
で、レンタルがビデオテープだった頃、巻き戻して返却するのはマナー、常識だった。
巻き戻してないと、「もうダメじゃない、悪い子ちゃんね」とチクリと言われることがある。
レンタル屋によるかも知れんが。
厳しいとこだと、巻き戻し手数料取るとこもあったと聞いたことある。
 
で、黙ってりゃいいのに、チクチク言われるのがイヤで、つい必死になって言い訳してしまう俺。
 
「あの、ビデオが壊れれですね、それ巻きもろせなくてですね、途中でその」
 
【あはは、慌てすぎ!噛んでますよ!】
 
「いえいえお客様、いいんですよ〜、しょうがないですよね、でも途中で、あ」
 
ハイ、店員姉さん無言。AVだと気付いたからですね!
途中、という意味はもちろん俺が!どぴゅどぴゅして!
ふう、とか言いながらティッシュで拭いたあと!停止ボタンを押したシーンという意味だ!
 
【そこまで力説しなくても…。やだなあもう、想像しちゃうじゃないですか。
でも私なら多分引き続き見ちゃいますけど。だって女は何回も、あ…何でもないです】
 
店員姉さんが途中の意味を理解したかどうか?それは永遠の謎である。
 
※でもせっかくなんで、すいません、ココでちょっと妄想に入りますね。
【あ、ハイ、私店員役ですか?ちょっと待って下さい…】
 
「お客様、続き気になるんじゃないですか?」
 
「続きは、ぜひ君にお願いしたいなあ」
 
「やだもう、お客さん、そんな」
 
「君のデッキに俺のダイハードを挿入したい」
 
「ふふ、優しくして下さいね、最初はスローで」
 
「三倍速だってできるよ」
 
「やだ、早送りはだめですよ」
 
「大丈夫、何度でも巻き戻して最初から楽しめるから」
 
「ほんと?じゃあ、入れて下さい…」
 
「入れるよ。…あれ?」

「お客さんそれベータですよ。ちっちゃいんですね!うふ!」
 
「ちっ、やっぱデカイのが好きなのかよ、これならどう」
 
「あ、それおっきい! VibでHardなSexしちゃうんですか」
 
「一気に八倍速だ!」
 
「あ、あ、やだ壊れちゃう!そんなに早くしたら、あ、あ」
 
※妄想終わり。
 
---
 
さて、壊れたテレビデオ(MITSUBISHI・21型)は別のお姉さんに預け、俺は帰った。
帰りに電器屋でテレビデオの下見して、翌日買って、さらに翌日届いた。
 
【懲りずにまたテレビデオ買ったんですね!もう、合体してるのが好きなんだから…】
 
テレビがない生活2日間、なかなか新鮮であった。
 
新テレビが届いた日、レンタル屋のお姉さんから電話があった。
 
【何かあったんですかね?】
 
AVで無言になったお姉さんじゃなくて、テレビデオ(MITSUBISHI・21型)引取りの対応してくれたほうの人。
 
「あの、お客様すみません、テレビのほう、こちらのスタッフで調整しまして」
 
「はい、はい」
 
「で、何とか直せそうですので、それでその、…いかがでしょうか…?」
 
「取りに来てってこと?そっちで引き取るって言うから、新しいの買っちゃったですけど」
 
「あっ、そうなんですか、あー…修理代は結構ですので、いかがかと…」
 
ははーん。
これは俺の想像ですが、こういうことだと思った。
バイトの女の子が、深く考えずに、タダで処分を引き受けちゃったんだな。
で、あとになって、処分代どうすんだって言われたんだろうな。
それで俺に返そうと思ったけど、新しいの買ったって言われたから、困っちゃったと。
今さら処分代くれとも言いづらいだろうし。
でもそんなん知らんがな。俺悪くないし。
 
「いやもういらないです」
 
「はあ、分かりました…」
 
リサイクル料金?っていくらだろ。
知らんけど俺がちょっと得したかっこになるわけだね。
 
【その子が責任取って自腹で払ったんですかね。ちょっとかわいそうですね】
 
というわけでこの話自体は終わり。
 
※でもせっかくなんで、ここでちょっと妄想に入りますね。
【またですか。私また店員役ですね、ちょっと待って下さい…】
 
「お客様お願いします、このままだと私…処分代3000円なんて払えません…」
 
「君がタダで引き取るって言ったんだけど?」
 
「リサイクル料金が発生するなんて知らなくて…」
 
「関係ないよ、君だって中古品だろ?誰かに引き取ってもらうのに金払うの?」
 
「え、やだそんな、私まだ誰にも…」
 
「何だ、まだ未使用品か。俺が中古品にしてやるよ」
 
「あ、あ、そんなあ…あ、だめ!ん…!」
 
「3000円肩代わりするって言ってるんだよ、その分楽しませてくれよな」
 
「ほんとですか、ほんとにそれで許してもらえますか」
 
「やっぱ新品はいいよ、キレイで感度もよくて」
 
「あ、そこは、ん!あああ…」
 
「嫌がってた割にはチャンネル変わるの早いな」
 
「だってえ、お客さんのリモコンが多機能だから」
 
「君のGコードは予約したよ」
 
「ああ、そこ私のG…録画されちゃう、恥ずかしいのに…録っちゃだめ、早く静止ボタン押してえ」
 
「あ、バカそれは精子ボタン…」どぴゅどぴゅ
 
※妄想終わり。
 
---
 
【…奥さんいるのに、そんな妄想ばかりしてるんですか?】
 
大した体験じゃないんだから、妄想交えないと面白くないだろ!
え、それでも面白くない?
あ、今回の話には出て来ないが、のちに嫁になるカミソリ負け子ちゃんがこのビデオ屋でバイトしてたんだ。
ビデオ屋での嫁とのエピソードは特にないけど。
 
カミソリ負け子ちゃんはこれに出てきます。
無毛の人http://moemoe.mydns.jp/view.php/25096参照。
 
【え?】
 


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