バラード

2011/05/12 15:33 登録: 痛(。・_・。)風

答えを知ってて問いかけた どうして私を捨てるのと
うんこは小さく呟いて そっと顔を覗かせた

肛門の『さよなら』と動いた唇に 『ありがとう』と口づけて
うんこは水面へ捨てられた
冷たい水の飛沫さえ もう肛門には届かない

遠く見上げた肛門に 叶わぬ願いを押し殺し うんこは崩れて沈みゆく
うんこの流した涙は既に それと判別できなかった

肛門は別れ際の口づけをためらいがちに拭いさり
ほのかな香りも温もりも 忘れる様にと言い聞かす

白い紙にうんこの残した紅の跡 それは水面に舞い落ちた
朽ち果てたうんこを覆い隠す様に

肛門の最後の優しさに包まれて うんこは静かに目を閉じた

そんな悲しい結末を ち○こは静かに見つめてた
ふぐりの影から人知れず うなだれながら見守った
こんな別れを見るたびに ち○こは涙をこぼすのだ

やがて扉が閉ざされて 無情にうんこを連れさった

濁流にその身は脆くも崩れさり
うんこは別れを呟いた 届かないと知りながら
肛門は振り返らずに立ち去った 二度と会えぬと知りながら

また一つ うんこが闇へと消え去った
今日もまた 光の届かぬ世界へと





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(・∀・): 50 | (・A・): 27

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