温泉行き

2011/05/31 23:50 登録: えっちな名無しさん

高3のとき。最後のイベント出演になる
夏祭りも無事終わり、片付けしたり打ち上げしてたら
いつもより遅い時間になってしまった。
駅に着いたときは確か10人以上居たんだが、殆どが先に出る電車で帰っていってしまい、
俺ともう一人の女の子で逆方向の一時間に一本の電車を待ってた。
山を越えてこちら側の学校に通う奴は少なかったし、中学も駅も同じだったから
よくこうやって喋ってたけど、タイプでもなく身近すぎてそういう意味で意識はしてなかった。
今日の感想とかとりとめもないことを話してるうちにようやく電車が入ってきた。
「これ○○温泉行きなんだね」
いつも乗る電車より少し先の温泉地まで行く電車だった。
「○○温泉。行こっか?」「え?」
不意打ちくらって思わず聞き返してしまった。
「○○温泉へさ…二人でこれから行こっか?」
俺「もう遅いし、これから言ったら帰れな……泊まるの?」
「そう二人でね………って今一瞬本気にした?www」
俺「ドキドキしちゃったw」
こいつこんなに可愛かったっけ?ってすっかり意識してしまって、
タイプでもないし、身近すぎるってのが言い訳だったことに気づかされた。



出典:○○温泉に連れ込むまで
リンク:そこから5年も掛けてしまった俺はヘタレです

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