遺伝子よ

2011/07/14 03:45 登録: えっちな名無しさん

俺は万人が認める父親似だ。
父親の若い頃の写真を見たら、俺より細身だが、顔なんかほぼ同じでゾッとする。
はっきり言って父子とも見てくれは悪い方だが、こればかりは遺伝だから仕方ない。

ちなみに3歳上に兄がいるんだが、こいつは母親似でフツメン。
でも兄弟で似てると言われるから、兄にも適度に親父の遺伝子が入ってるんだろう。


小学2年生くらいだったか、一家4人でハイキングに行った。
途中、尿意をもよおしたんで「オシッコしたい」と訴えたら、
父親もしたかったらしく「おう、パパも付き合ってやる」。
周りに人もいなかったんで、山道の脇で父子並んで立ちションした。

チョロチョロと放尿しながらふと横を見ると、
父親のズボンのチャックから飛び出す黒々とした巨大な「棒」が目に入った。
俺が子供で余計にデカく見えたのかもしれんが、平常時でも長くて太くて迫力十分。
皮に包まれた小指くらいの俺のモノとの違いに、「これが大人かぁ」と感心した。

一足先に立ちションを終えて母親と兄の所に戻ると、
母親が「ふふっ、パパのホース、長かったでしょ〜」と意味深に笑った。
俺が小便しながら「脇見」してたのを見たらしい。
その時は、あの長いホースがあーなって、こーなって兄と俺が生まれた、
なんて考えもしなかったが。


時は過ぎて小学5年生くらいの時、今度は家族で温泉に行った。
兄と2人で大浴場に繰り出し、餓鬼のお約束通り湯船で泳いだりしたわけだ。
お湯の中を潜水で移動して浮上したら、ちょうど目の前で兄が頭を洗ってた。

で、たまたま股間からぶら下がるモノが目に入ったんだが、これがまた立派なこと。
兄は当時中2くらいだが、根元にびっしりと黒い毛が生え、
長さも太さも何年か前に見た父親の「ホース」と変わらない。
さすがに色はピンクだが、平常時でもしっかり剥けてた。

この頃になると少しは性に関する知識もあったし、
どうやら父親と兄のモノは世間的に見ても立派な部類に入るらしい、
ということも何となく察しが付いた。
とりわけ、俺とは別の「大人の世界」の住人だった父親と違って、
ずっと俺と同じ「子供」の側にいたはずの兄の成長ぶりに、
「そうかー、俺も何年かしたらああなるんだー」と嬉しくなった。


それから25年、こと生殖器に関しては、
俺が受け継いだはずの父親の遺伝子は、まだ目を覚ましていない。

読みやすい落ちでごめん。

出典:創作ですよ。妄想ですよ。捏造ですよ
リンク:誰ですか、実話なんて言う人は

(・∀・): 82 | (・A・): 24

TOP