大学での出来事
2011/10/19 23:57 登録: えっちな名無しさん
物理のレポートの締切まであと2分
卓也は徹夜で書き上げたレポートを出すべく、大学の廊下を全速力で走っている
僕「やべぇ。このレポート出しそびれたら単位落としちまう。」
同じとき、向かいの廊下で真由美が卓也と同じレポートを提出するため全速力で走っている
真由美「急がなきゃ。単位落としたらママに叱られちゃう。」
二人が両方向から同じ角を曲がろうとしたとき、事件は起きた
ドンッ
急いでいて周りが見えていなかったためか、二人は衝突した
卓也「いててて。大丈夫ですか?」
真由美「足をくじいちゃいました。どうしよう。この足じゃレポート出せそうにない。」
真由美がレポートの提出をあきらめかけていたとき
卓也が真由美の前で背を向けてしゃがんで
卓也「さぁ、俺の背中に乗って」
そう言うと卓也は真由美をおんぶしながら急いで教授の研究室へ向かった
移動中、二人はこのまま時間が止まってしまってほしいと願った
二人はたどり着き一安心したが、残念ながら締切期限に遅れてしまっていた
教授「締切を超えてしまったが、怪我をしてしまい遅れたのならやむを得ない。正当な理由としてレポートは受理する。君たちが物理の授業の単位を落とすことはないだろう。」
二人は笑顔で顔を合わせた
教授「しかし、たった今君たちは物理よりもはるかに難関な授業に落ちた。それは物理のように公式など存在しない。これからおとずれる数々の問題を、二人で解いていかなければならない。二人が無事に卒業できることを祈っている。」
出典:それは
リンク:恋
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