街外れの廃屋
2011/12/04 05:31 登録: えっちな名無しさん
30年も前の話ですがすべて実話です。
記憶が曖昧なところはリアリティ重視ではしょって書きます。
ググっても何故か出てこないのでちょっと詳しく東北地方のH市としますか。
当時私は小学3年でH市の小学校に学区外から転校してきました。
ある団地に住みましたが、そこで同級生Aと一つ下の下級生Bと友だちになりました。
誰が言い出した忘れましたが、その街の外れに「お化け屋敷」と言われるものがあると言うのです。
そしてこそに3人で行くことになりました。
当時はその建物の近くに民家などは全くなく、道路沿いの林にぽつんと不自然に建っていたのを覚えています。
なんと言ったらいいでしょうか、子供ながらにこの建物は今の時代のものではなく物凄く古いものだと感じました。
玄関があったのかも記憶が定かでなく、なんとなく玄関から入れず窓を割って入った気がします。
中に入ると居間と思われる部屋に丸いちゃぶ台とその上に茶碗と箸が二膳ずつ置かれています。
不思議なことに人が生活していて、ある日突然人だけが消えていなくなった…そんな感じです。
塵は積もっていますが中はよくある廃屋のように全く荒らされた形跡がないのです。
ふと見上げると近くに仏壇のようなものがあったと思います。
それを見たとき何故がここにいてはなならい、早く出なくてはと感じ私は他の二人に話しかけようとします。
他の二人も同様だったのでしょう。顔面蒼白になっています。
それからどこをどう走ったのか分からないほど夢中で家に帰りました。
その廃屋は有名なお化け屋敷で入ったものに災いをなすと後に聞きました。
所有者も相続人もいない廃屋は市などによって解体されるといいますが、その廃屋は何年、何十年経っても解体されませんでした。
解体しようとすると担当のものが謎の変死や不慮の事故に合うのだそうです。
そのようなことが何度も続き、とうとうどこ業者も請け負わなくなったのだそうです。
そして何十年もの間、近寄ってはならないという内容が書かれた看板が立てられただけでその廃屋は放置され続けてきました。
聞いた話しではとあるテレビ番組で有名な霊能者Gがそこを訪れ「だめだめ、ここは強すぎて私には手に負えない」と近寄ることさえ拒否したと言います。
同級生Aは直後に母親が蒸発、本人は若くして病死しました。
下級生Bは同様に両親が離婚、後に本人も死んだと聞きました。
そして私は……
出典:オリジナル
リンク:オリジナル

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