コンビニのトイレ

友達と遊びに言った帰り、飲み物を買いにコンビニに寄った。
その時なにげなくトイレの入口を見ると、張り紙が。
『使用するときは、必ず点員に声を掛けてください』

「どうしてコンビニのトイレって、使うのに断らないといけないんだろな」
自分の問いに、友人は当然のように答えた。
「それはもちろん、プレイだよ」
「は？」
何を言ってるんだ、この友達は？
「女の子に恥ずかしい思いをさせるプレイに決まってるじゃないか」
「…あのね。そんなわけ」
ないだろ？と言おうとした時だった。
店内に制服姿の女子校生が入って来た。
三つ編みにメガネをかけた、真面目そうな女の子だった。
彼女はカウンターに駆け寄ると、もじもじしながら店員に言った。

「あ、あの。す、すみ、すみません。あの、その、えっと、お、お、お手洗いを、借りてもいいですか？」

女子校生の顔は恥ずかしさのせいか、真っ赤に染まっていた。
内股姿でトイレに駆け込む女子校生を横目で見ながら、俺は友達に言った。
「……プレイとしてはありだな」
「でしょ？」
誇らしげに、えっへん、と胸を反らす友達だった。

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