ゆうべはおたのしみでしたね

ファミコン版『ドラゴンクエスト1』で、ローラ姫を抱きかかえたままホテルに泊まると、宿屋の店主に「ゆうべはおたのしみでしたね」と言われる。チビッ子の頃は何のことかまったく理解できなかった。

しかしその言葉、いま思えばガチで「アレな行為」を意味しているわけで、家庭用ゲームとしてはけっこう驚きのセリフといえよう。しかし、そんなセリフで傷ついているプレイヤーがいるのも確かだ。

当編集部のゲームマニア記者のS君はこう語る。「久しぶりに『ドラクエ1』やったんですが、「ゆうべはおたのしみでしたね」って言われるたびに自分が可愛そうな人間に感じるんですね。ゲームキャラでさえ彼女作ってホテルでラブラブなんですよ？　なのにテレビの前にいる僕は発泡酒を飲みながら暗い部屋でひとりぼっちなんですから」。

また「お金がなくて毎日パスタばっか食ってるっていうのに、女の子とお楽しみなんかする余裕ないっちゅーの！」とも語っており、「ゆうべはおたのしみでしたね」という言葉が寂しい独身男に与えるダメージは大きいようだ。

しかし悔んだり恨んだりしていても前に進まない。『ドラクエ1』のキャラクターのように「ゆうべはおたのしみでしたね」と言われるような、リアルが充実している人間になれるよう頑張りたいものである。

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出典：ドラクエのキャラでさえ彼女がいるのに俺ときたら！「ゆうべはおたのしみでしたね」
リンク：http://rocketnews24.com/2011/09/20/132094/