彼女が残してくれたもの

2012/03/16 13:29 登録: えっちな名無しさん

10 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 21:43:43.31 ID:xW0UScGU0



俺には彼女がいました。




しかし、彼女はシャボン玉のように



どこかへ行きました・・・・






12 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 21:44:35.16 ID:xW0UScGU0

順を追って話していきます。

まず、これは俺の中学時代






17 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 21:45:41.18 ID:xW0UScGU0

はっきり言って残念な顔面の俺は決して

モテるわけではなかった。


しかし、根暗な俺はそれを望んでいたし、

自分にも絶望はしていなかった。






21 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 21:47:31.65 ID:xW0UScGU0

部活動でもいい成績を収めていたから

決して悪い中学校生活ではなかった。


でも、どうしても我慢できないことがあった。






27 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 21:49:40.62 ID:xW0UScGU0

俺はいじめられていた。


学年の奴らは、対象なんて誰でも良いんだ。

ただ、遊び道具を欲していただけ・・・


俺は毎日、肉体的ないじめを受けた。






34 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 21:52:15.13 ID:xW0UScGU0

主にクラスのリーダーとその周辺の手下どもだ・・


まあ、精神的ないじめよりは良いか、と思い、

嫌々学校には行っていた。






36 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 21:53:13.42 ID:xW0UScGU0

しかし、小学校では、いじめなんてなかったもんだから

俺はとうとう、ぶちぎれてしまった。






38 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 21:53:49.33 ID:xW0UScGU0

いじめっ子1「おい、なんか言えよ〜、サンドバック」ドガッ


俺「・・・ッ」バギッ


いじめっ子2「てめえは、家でおねんねしてりゃ良いんだよ〜」

いじめっ子3「おい!2、それじゃ俺たちのおもちゃがなくなるだろ!wwww」

いじめっ子2「あっ、そっかっ〜wwww」






42 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 21:54:57.44 ID:xW0UScGU0

俺「ふざけるな」

いじめっ子123「えっ」


俺「ふざきぇるなっちゃってんだよ!」ドガァ


初めて人を本気で殴った。






44 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 21:56:04.02 ID:xW0UScGU0

俺、この後、吊るしあげ・・・・・





まあ、いじめは止まらなかったが、すっきりはした。






47 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 21:57:47.41 ID:xW0UScGU0

そして、この風景を見ていた数人は俺がまたキレるのを恐れ

いじめをやめた者もいた。


まあ、こんな感じで、俺の中学校は、いじめいじめいじめの嵐で

幕を下ろした。






49 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 21:58:20.33 ID:xW0UScGU0

そして、高校生活。

これは、自分でも醜いものだったと思う。


いや、入学当初は華やかだったんだ。






51 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 21:59:06.13 ID:xW0UScGU0

入学当初、俺は人となるべく話すようにしていた。

もちろん、無理をしてwww


それは、中学校の経験から、学んだ生きる術だった。


俺は中学校では、暗い性格のせいで、失敗した。

だから、もう失敗はしない。






52 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 21:59:56.98 ID:xW0UScGU0

俺は今度こそ、健全で最高の学校生活を送るんだ!


































送れなかった・・・・






54 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:00:45.04 ID:xW0UScGU0

俺は成功するはずだった・・・


最初は良かったさ。

特に仲の良い、親友とも呼べる友達もいた。






56 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:01:15.80 ID:xW0UScGU0

しかし、俺は、誤った。


当時は友達が多くリア充気どりだった俺は、

目立つ行動をし過ぎた。






59 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:03:24.17 ID:xW0UScGU0

俺は釣りが好きだったため、実験池のコイを

実験の前日に全部釣ってやった。


二匹は心不全に陥って亡くなった。


まあ、これは不可抗力だし、実際数人の友達しか

知らなかったため、先生にばれることはないと思っていた。










友達がちくりやがった・・・www






61 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:04:05.91 ID:xW0UScGU0

他にも意味もなく、冬に、学校の窓という窓を全て開けて、

学校中を極寒地獄にしたり、


顔に母の口紅を借りて歌舞伎のくまを書いて

学校に登校したりした。


この奇想天外であり愚かな行動に天罰が下った。






64 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:05:56.67 ID:xW0UScGU0

完全に目を付けられたのだ。

おうえの人に呼び出されて、フルボッコwww


まあ、良い俺には友達がい、、、あれ?なんで

俺の友達先輩方と一緒にいるの・・・?






65 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:07:17.22 ID:xW0UScGU0

裏切られた・・・


うん、詰んだね。


というわけで俺の混沌で、邪悪な高校生活は、

またまた最悪で幕を下ろした。






66 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:08:06.49 ID:xW0UScGU0

まあ、何だかんだで、勉強は常人並かそれ以上だった俺は

無事、地元では有名高の大学に入学。






68 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:08:57.48 ID:xW0UScGU0

しかし、高校生活で学び、一回りした俺の思考は

自己防衛のための、空気、になる選択しかできなかった。


裏切られたのだから、人を信じられないのが正常だ。

俺は空気だった。






69 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:10:46.60 ID:xW0UScGU0

実は割と大学というものはサークルなどに、

入らないと新しい友達は出来にくい。




しかし、俺にとっては好都合だ。






71 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:12:06.12 ID:xW0UScGU0

そして、2年の春・・・


忘れもしない。

俺はいつものようにネットをしていたんだ。






75 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:14:20.41 ID:xW0UScGU0

しかし、その日は配線工事で家のパソコンが

使用できなかったので漫画喫茶からだ・・・





それが、俺に転機を与えてくれた。






78 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:16:34.65 ID:xW0UScGU0

その帰り道、俺は、電車に乗るためにホームにいた。

挙動不審な俺は終始オロオロ、タジタジwww


大勢が集まる場所が苦手な俺はコンパスのように

正確な円を描き、ベンチをぐるぐるしていた。


そんな時だった。






81 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:18:40.55 ID:xW0UScGU0



俺の横を通って行った一人の若い女性が


キーホルダーを落として過ぎ去った。




なんだ、このベタな展開wwひろわねーよwww






82 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:19:40.34 ID:xW0UScGU0

その、女性は俺と同じぐらいの年齢だった。

同年齢が一番嫌いです!


俺は無視してやった。






84 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:21:22.41 ID:xW0UScGU0

しかし、彼女はそれに気づき戻ってきやがった。


足元のストラップをガン見してた俺は、思わず拾って

渡してしまった。


なんか、誰からも嫌な奴と思われたくない

性格なんだよなwww






86 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:22:36.48 ID:xW0UScGU0



今思えば、このストラップは俺たちを繋ぎ止める


素晴らしい落し物だった。




女性は、花のようにかわいかったので花子とする。






89 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:23:51.78 ID:xW0UScGU0

花子「あ、ありがとうございます!」


声でけーよ、こいつあんま人と喋んねーなwww

花子、声の調節テラ下手くそ


俺「・・・」

うなずく






93 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:25:36.04 ID:MZB+jGhH0

名前かえてくれ



97 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:26:35.97 ID:xW0UScGU0
>>93

以下、花子は

撫子に改名されます。






100 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:27:27.65 ID:xW0UScGU0

撫子「こ、このストラップ、母に貰った宝物なんです!」


撫子は子供みたいに、俺にストラップを

自慢してきた。






107 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:30:28.13 ID:xW0UScGU0

俺「そうなんですか・・・それは良かった・・・それでは」


気の利いた事は言えなかった。

まあ、良い、


俺は早く帰りたかった。






110 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:33:16.00 ID:xW0UScGU0

撫子「あ、あのーもし良ければ、連絡さkw」

俺「えッ」


恥ずかしいのか、声が小さくなって聞き取りにくかったが

撫子は俺に連絡先を聞いてきた。






113 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:34:23.95 ID:xW0UScGU0

撫子「だ、だめですよね・・・」

俺「・・・・・・・・・・いいですよ・・・」


初めて赤外線機能を使った。






117 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:35:29.30 ID:xW0UScGU0

まさか、こんなことになるとは思わなかった俺は

ちょっぴり自慢げな気持ちで家に帰った。


その日の夜に早速メールが来た。






118 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:36:59.61 ID:xW0UScGU0

内容は、ストラップのお礼を改めてしてくれた。


お礼の言葉など、どうでも良かったが、誰かと

メールしていることが嬉しく感じた。


その日は6通ぐらいメールを交わして寝た。






120 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:38:16.12 ID:xW0UScGU0

まあ、メールはもう来ないだろうと思っていた。


・・・・・・・来た・・・・来てくれた!

翌日に来た






123 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:39:17.10 ID:xW0UScGU0

いや、それだけではない。

その翌日も、その次の日も・・・


あれだけ、現実を拒絶してきた俺だが

不思議と嫌でもなかった。


むしろ、楽しいwww






126 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:40:44.17 ID:xW0UScGU0

どうということのないメールだったが、

撫子の事が知れて嬉しかった。


撫子は今、

美術系の大学生で、絵の勉強中。


そして、、、彼氏はいないらしいwww

でも、撫子も高校では辛い目にあったらしい。






130 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:43:58.82 ID:xW0UScGU0

俺は撫子に自分と同じものを感じた。

それからも、撫子とのメールは続いた。


そんなある日進展があった。






133 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:45:06.25 ID:xW0UScGU0

会いませんか?

       撫子


まじか・・・・


でも、ちょっとドジっ子っぽい

顔の撫子には会いたかった






136 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:47:58.03 ID:xW0UScGU0

何より、メールだけでは物足りなくなっていたのも

事実だ。


しかし、困ったことがある。

俺がまともなら苦労はないのだが・・・


俺はださい服しかもっていなかった。






138 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:49:38.23 ID:xW0UScGU0

いつもは、ダサい迷彩柄の下着みたいなやつを

夏は着て過ごしているが、


冬はださいの服にコートを着て隠しているのである。


しかし、会ってご飯を食べるとなると

コートをずっと着ているのは不自然だ






145 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:53:00.43 ID:xW0UScGU0

服を買うお金もない。

仕方がない・・・・


バイトをしよう。

俺は働いた・・服だけのために・・






147 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:54:08.50 ID:xW0UScGU0

まあ、少しくらい高い服を買うだけのお金ならバイトでも

意外と早く溜まった。


そして、晴れて撫子と会うことになった。

緊張しすぎて、俺は終始、漏らしていた。






152 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:58:21.28 ID:xW0UScGU0

待ち合わせ場所には4時間早く着いてしまったので

近くのコンビニで立ち読みをすることにした。



まあここは、俺がコンビニでうんこ漏らした

ぐらいだから省く。



そしていよいよご対面。



153 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 22:59:28.39 ID:tDTruTvZ0
>>152

ちょっと待て



156 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:00:35.33 ID:l43nUiWS0
>>152

漏らしたって?



158 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:00:44.65 ID:GZYhsHx40
>>152

ウンコ通り過ぎるのかよwwwww

そこ、重要だろwww



159 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:01:31.39 ID:tDTruTvZ0
>>152

漏らし…た?




161 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:01:38.76 ID:55z2Xdgt0

やだ・・・このスレ臭う・・・




162 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:02:00.07 ID:l43nUiWS0

このスレ汚いな




163 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:03:30.29 ID:MZB+jGhH0

こんな汚いスレは初めてだ




164 :1:2012/03/15(木) 23:03:44.85 ID:xW0UScGU0

うんこを説明すると

俺は胃が弱くてですね、


緊張したりすると爆弾を放出するんだ。


だから、幼きころのあだ名は、

名字が、大山だから、


下痢山とか呼ばれてた。




165 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:04:53.50 ID:XXQWGQ/e0

お前らほんとうんこ好きな






166 :1:2012/03/15(木) 23:05:21.41 ID:xW0UScGU0

撫子は前より可愛くなっている気がする。

俺たちはまず、ゲーセンで遊んだ。


ゲーセンは俺の中ではDQNの住処だと

イメージしていたが女連れが多く一安心www






169 :1:2012/03/15(木) 23:06:36.61 ID:xW0UScGU0

その後に飯、

バイトで金もあったので奢ってあげた。


後に調べたら、男が金を出すのは当たり前らしい。

そんな撫子との楽しい時間はすぐに過ぎた。


そして、特に発展はなかったが、

毎日メールは続いた。






170 :1:2012/03/15(木) 23:07:25.16 ID:xW0UScGU0

もうこの時点で俺は撫子のことが

好きだったのだろう。


そして、ある日また、撫子から、会いたい

メールが来た。






171 :1:2012/03/15(木) 23:08:31.69 ID:xW0UScGU0

でも、前とは文面が違った。

話したいことがあるの。

       
        
         撫子


ドキッとします。


これは、何フラグ?






175 :1:2012/03/15(木) 23:10:04.31 ID:xW0UScGU0

取りあえず会えることがただ嬉しい。

俺たちはまた会った。


今度は、あらかじめ、金を貯めておいたので

俺の粋なプレゼントを差し上げてから


飯を食いに行った。






177 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:10:49.60 ID:RzLLtoo70

何あげたんだよ?




178 :1:2012/03/15(木) 23:11:14.75 ID:xW0UScGU0

ちなみにプレゼントはバッグ。


前にメールで欲しいと言っていたからだ。

撫子は無邪気に喜んでくれた。


あ〜、買ってよかったッすwww






186 :1:2012/03/15(木) 23:13:38.40 ID:xW0UScGU0

しかし、俺は大事な話とやらが気になったので

そちらを真っ先に聞いてみた。



大事なこととは、3つあって、


まず、一つは、本格的に画家を目指すこと。




もう一つは少しお金に困っているので


頼っても良いかということ、






196 :1:2012/03/15(木) 23:15:43.72 ID:xW0UScGU0


もう一つは


俺と付き合いたいということ。




えッ!!!!!!


マジすか??!






201 :1:2012/03/15(木) 23:17:06.83 ID:xW0UScGU0

俺は嬉しすぎて漏らした。

それからの俺の生活は華やかだった。


俺たちは遊んだ。

遊び尽くした。






209 :1:2012/03/15(木) 23:19:08.07 ID:xW0UScGU0


俺たちはこのまま、HAPPY ENDを


迎えられると思っていた。




しかし・・・・・・・


現実はいつも俺を嘲笑い罵る、




撫子の心臓は病魔に侵されていた




212 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:19:56.01 ID:ux6KeLszi


おぉぅ




213 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:20:03.30 ID:tDTruTvZ0


!!!!!






220 :1:2012/03/15(木) 23:21:05.38 ID:xW0UScGU0


まさに神の悪戯だ・・・


撫子によると昔から心臓が悪かったらしい。




俺は用事があり、病院には行ってやれなかったが

昔から、、ということもあり体質も関係した


軽いものだと決めつけていたため

平気だと思った。






223 :1:2012/03/15(木) 23:23:42.90 ID:xW0UScGU0


撫子は言った。




余命3カ月




笑うしかない、俺は失った、全てを・・・


いや違うな、俺と撫子から夢を奪ったんだ・・・




撫子は絵描きの夢へ向かい歩いていた。






225 :1:2012/03/15(木) 23:24:28.67 ID:xW0UScGU0

俺の人生は失敗ばかりだ、

失敗は成功のもと?


嘘だね、失敗してはならない時もある




227 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:24:45.42 ID:RzLLtoo70

(´;д;`)






230 :1:2012/03/15(木) 23:25:37.38 ID:xW0UScGU0

俺は撫子を強い奴だと決めつけていた、

しかし、目を凝らして見てみれば、


その心の中には闇があった。


撫子は気づいていたのだろう、

自分の死を・・・・




231 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:25:54.61 ID:l43nUiWS0

なんでだよ……






232 :1:2012/03/15(木) 23:26:28.83 ID:xW0UScGU0


泣いた、泣いた、泣いた、泣いた、泣いた


ただひたすらと、



けど、決めた。






233 :1:2012/03/15(木) 23:27:29.53 ID:xW0UScGU0

これ以上失敗はしないって、

俺は残りの期間、思い切り楽しむことにした。


切り替えの早い、冷酷な奴と思われても良い!

だけど、俺はもう失敗したくないんだ!






236 :1:2012/03/15(木) 23:29:41.96 ID:xW0UScGU0

撫子も、絵を仕上げていた。


まだ俺にはみせないって言い張ってた。

カワええwwww


俺たちは旅行や、バーベキューやら、

考えられること全てやり尽くした。




237 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:29:53.55 ID:GZYhsHx40

・゚・(つД`)・゚・






241 :1:2012/03/15(木) 23:33:43.96 ID:xW0UScGU0


時間が止まってほしかった。




いや、その逆かもしれない、


撫子は止まっていた俺の時間を動かしてくれた。




だから、俺も前に進む。


それが、俺が撫子に送れる精一杯の愛だから・・・・




242 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:33:46.04 ID:tDTruTvZ0

むう






243 :1:2012/03/15(木) 23:34:40.15 ID:xW0UScGU0

すまん、


ちょっと思い出すと

こみ上げてくるものがって


書き込みにくい




244 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:35:01.17 ID:ux6KeLszi

ゆっくりでいいぞ




245 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:35:11.34 ID:l43nUiWS0

ゆっくりでいいよ




246 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:36:19.85 ID:tDTruTvZ0

ゆっくり見てるから気にすんな






247 :1:2012/03/15(木) 23:37:47.34 ID:xW0UScGU0


俺はありとあらゆる


撫子の願いを聞いた。




結婚式は上げられないが、指輪は渡した。




これに余命という名の枷がなければ、


どんだけ幸せか・・・




248 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:38:35.56 ID:l43nUiWS0

涙で前が見えない






254 :1:2012/03/15(木) 23:39:49.46 ID:xW0UScGU0

まあ、最後は明るくしよう・・・


ネズミの夢の国にも何回かいった。

撫子は俺に最高の笑顔を見せてくれた。


忘れないように・・・忘れないように・・・

俺はこの眼に撫子を焼き付けた・・・




255 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:40:39.22 ID:tDTruTvZ0

ほう






259 :1:2012/03/15(木) 23:42:27.11 ID:xW0UScGU0


しかし、あっという間に3カ月が過ぎた。


まだ、死んどらんぞ、



医者の嘘つきめー






266 :1:2012/03/15(木) 23:44:24.09 ID:xW0UScGU0


まあ、正確には2カ月ちょいか・・・



撫子は、


実家に帰るらしい。




268 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:45:15.68 ID:l43nUiWS0

生きててよかったけどなんか……ねぇ






270 :1:2012/03/15(木) 23:46:09.77 ID:xW0UScGU0

かろうじて

生きながらえてる状態かな・・


血管系の病気だから

蜘蛛まっか出血みたいな感じで


突然らしい。






273 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:47:38.43 ID:xW0UScGU0


この時、撫子は絵を完成させたらしい、




しかし、この絵を渡すのは最後だと言い張り

まだ見せてもらえなかった。




そして、このころ、撫子は実家に帰ろうとしていた。




辛くなるから、あの絵を渡したら


もう会いたくないそうだ。






274 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:47:51.66 ID:tDTruTvZ0

たまには病院に顔出せよ?

遠いのか?


彼女の実家は



275 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:49:09.26 ID:xW0UScGU0
>>274

遠い、都会の方の美術系

の大学だから






276 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:49:40.41 ID:xW0UScGU0


俺は撫子の全ての意見を尊重し


撫子が望むならなんでもした。




そして、撫子に会える最後の日、


俺たちは遊びまくった。






278 :1:2012/03/15(木) 23:51:10.95 ID:xW0UScGU0

死から逃げていただけかも知れない。

しかし、それならそれでいい。


俺は失敗はしないと決めたから。

今を最高にすることが成功だと信じたから!






283 :1:2012/03/15(木) 23:54:08.31 ID:xW0UScGU0

そして、夜は二人でご飯を食べた。


花子の好きな料理全て用意した、

全く、あちこちから、注文し、


ふぐの刺身や馬刺し、やうに、そして牡蠣など

家が豪華海鮮類の水族館になった。






284 :1:2012/03/15(木) 23:55:03.33 ID:xW0UScGU0

多少値段はしたが、今日でお別れ、

そんなものはどうでも良かった。


そして、夜遅くまで話し続けた

話は途切れることなく、ずっとずっと続いた。


しかし、時間は残酷だ、時を刻み続ける。






288 :1:2012/03/15(木) 23:57:38.84 ID:xW0UScGU0


俺たちはさよならの時を迎えた。






完成させたあの絵をもらった。






そこには、俺と花子が結婚式をあげている


絵があった。





290 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:59:03.72 ID:GZYhsHx40

(´;ω;`)ブワッ(´;ω;`)ブワッ(´;ω;`)ブワッ

(´;ω;`)ブワッ(´;ω;`)ブワッ(´;ω ;`) ...




289 :名も無き被検体774号+:2012/03/15(木) 23:58:33.36 ID:l43nUiWS0

はなこぉぉぉぉぉぉおおおお






296 :1:2012/03/16(金) 00:05:54.06 ID:xW0UScGU0


みっともないが、全力で泣いた。


大声をあげて・・・




最後はあっけなかった、




撫子は最後の時を家族で迎えるらしい・・・






298 :1:2012/03/16(金) 00:08:00.45 ID:xW0UScGU0

でも、撫子が金がなくて、電車にも乗る金もないほど

だったから、まあ、バイトも出来ないからな、


俺が家族と過ごすだけの金と

交通費を差し上げた。


本人は悪いと言っていたが、必ず親が返すということで

納得した。






300 :1:2012/03/16(金) 00:09:11.28 ID:tk3NIcSZ0

しかも最後まで可愛かった。


撫子「じゃあ、しょーがないなー

         絵の代金ということで・・・

                将来有名になるんだぞ///」


将来か・・・お前に将来を与えられるなら

なんでも、するのに・・・






303 :1:2012/03/16(金) 00:10:26.95 ID:tk3NIcSZ0



さよなら





行ってしまった





出会いは突然だ、





別れも突然だ





全てが突然だ






305 :1:2012/03/16(金) 00:12:15.58 ID:tk3NIcSZ0

一つのストラップが決めた運命で


俺たちは遊ばれていたのかもしれない。

でも、ただ一つ言えるだろう。


失敗は成功を呼んだんだ。






306 :1:2012/03/16(金) 00:14:03.20 ID:tk3NIcSZ0


その後、





彼女は俺にいろいろなものを残してくれていた






307 :1:2012/03/16(金) 00:14:27.06 ID:tk3NIcSZ0


まず1つは驚き。







撫子が生き返っていた。







この街でピンピンしていた。wwwwww


偶然発見した時は驚いたよ。wwwww




まあ、違う男といたから話かけられなかったけどwww






308 :1:2012/03/16(金) 00:15:09.87 ID:tk3NIcSZ0

2つ目






やべえよ、借金。wwwwwww




当初、500万あったぞ、ゴラァ!






しかも、一銭も帰ってきてねえwww


遊び過ぎたわーwwww




309 :名も無き被検体774号+:2012/03/16(金) 00:15:11.10 ID:l9M/SSbe0


えぇぇええええぇぇぇぇぇええぇぇぇぇぇぇ


えええぇぇぇぇえぇぇぇぇえええ




310 :名も無き被検体774号+:2012/03/16(金) 00:15:21.57 ID:D0U7HsWj0







313 :名も無き被検体774号+:2012/03/16(金) 00:16:08.72 ID:bwAVYemi0


ざまあ






314 :1:2012/03/16(金) 00:16:14.31 ID:tk3NIcSZ0


3つ目




俺の知り合いも、


撫子に逝かれたらしいwww




100 万 回 死 ん だ 猫wwwwwwwwww




315 :名も無き被検体774号+:2012/03/16(金) 00:17:34.95 ID:vqhhvU/h0


ざまあwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww






316 :1:2012/03/16(金) 00:17:37.21 ID:tk3NIcSZ0


4つ目




知り合いの話だと撫子の年齢は色々変わるらしいwwww




すげえよな、人間ってwwww


一気に若返ったりするんだぜwwww




テ ラ タ イ ム リ ー パ ーwwwwwwwwww




317 :名も無き被検体774号+:2012/03/16(金) 00:18:00.70 ID:81A/1Cj90


って感動してたらこれか。


ざまぁwww




318 :名も無き被検体774号+:2012/03/16(金) 00:18:25.09 ID:l9M/SSbe0


はなこぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおぉぉおおおお






319 :1:2012/03/16(金) 00:18:26.85 ID:tk3NIcSZ0


5つ目




この、悲劇にあうものは


人間関係が苦手で、協調性に欠けているらしいwww




選ばれし人間wwwwww




322 :名も無き被検体774号+:2012/03/16(金) 00:19:24.73 ID:bwAVYemi0


メシウマ━━━━━━ヽ(^Д^)ノ━━━━━━!!!!!!






324 :1:2012/03/16(金) 00:20:16.25 ID:tk3NIcSZ0




涙枯れたwwww





釣りの方が100倍マシwwww





人間信じらんねぇwwww





327 :名も無き被検体774号+:2012/03/16(金) 00:21:34.17 ID:U8aX7H9p0


詐欺師じゃねぇかwww







333 :1:2012/03/16(金) 00:23:16.02 ID:tk3NIcSZ0


以上俺が彼女に残してもらったものでした。




みんなも気をつけるんだお



実際やられると、本当に漫画のような


設定でも気付かねえwwwww






331 :名も無き被検体774号+:2012/03/16(金) 00:22:53.38 ID:drV5Ohi90

>>1 のスペックは?



339 :1:2012/03/16(金) 00:25:08.27 ID:tk3NIcSZ0
>>331

175くらい

28歳

体重50kg


漏らした






344 :1:2012/03/16(金) 00:28:17.72 ID:tk3NIcSZ0

じゃあ、俺は寝るッスwww


まじめに出会ってすぐに、連絡先

聞く奴とかには気をつけてねwwww


じゃあ、バーーーイ!


漏らした




346 :名も無き被検体774号+:2012/03/16(金) 00:28:52.13 ID:l9M/SSbe0

イチイチ漏らすなwwww






342 :名も無き被検体774号+:2012/03/16(金) 00:27:43.42 ID:drV5Ohi90

で、その借金は返せるアテはあるのか?



347 :1:2012/03/16(金) 00:29:51.98 ID:tk3NIcSZ0
>>342

死ぬ気で働いて

返済ずみッス


今じゃ、会社の正社員だぜ!

まあ、平だがwwwww




349 :名も無き被検体774号+:2012/03/16(金) 00:31:06.10 ID:yc99hUPh0

俺も詐欺には気をつけよう…

>>1 乙






350 :1:2012/03/16(金) 00:32:39.80 ID:tk3NIcSZ0

役に立ちそうだから最後に答える。


当時は東京っすよ、

この手のなんか、一杯いると思うぜ。


ちなみに俺も地元に帰った。






351 : 忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2012/03/16(金) 00:32:45.90 ID:ksJe8VUN0


釣られたのは俺らじゃなくて >>1 だったのか




356 :名も無き被検体774号+:2012/03/16(金) 00:35:49.83 ID:WPmDldnz0

なんてこった…

>>1




357 :名も無き被検体774号+:2012/03/16(金) 00:36:47.70 ID:/Uoa/Udq0

ハンカチの準備してたのに・・・

>>1 乙!




363 :名も無き被検体774号+:2012/03/16(金) 01:08:54.71 ID:Kt6Pq5J70

いい話だと思ってたのに・・・

俺の涙返せ




369 :名も無き被検体774号+:2012/03/16(金) 06:42:35.31 ID:qDYtszme0


泣ける話だあ


と思ったらやっぱり泣ける話だったwww




出典:2ch
リンク:http://blog.livedoor.jp/insidears/archives/52533250.html

(・∀・): 59 | (・A・): 23

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