誓いの金貨

2012/03/22 09:34 登録: えっちな名無しさん

213 :例えばこんな日本びいき 29:2012/02/10(金) 22:10:03.65 ID:fE5uAYB/
100年前の誓いの金貨

一昨日、2月8日は日露戦争が始まった日です。
1904年(明治37年)2月8日。日露戦争ははじまりました。
この戦争では、日本がロシアの捕虜に
人道的かつ寛大な対応をしたことで知られています。
ロシア兵の捕虜収容施設が日本各地に作られましたが、
中でも、愛媛県松山市の俘虜収容所は有名。

瀬戸内の気候は温暖。人の心も優しい。
そして、捕虜の外出は自由。
温泉に入ることも可能で、既婚者の将校はロシアから妻を呼び寄せ、
一般家屋に住むことまで許され、市民との交流も盛んでした。

『捕虜は罪人ではない。
 祖国のために奮闘して破れた心情をくみとって、
 一時の敵愾心にかられて侮辱を与えるような行為はつつしめ』
これは当時の愛媛県が県民にあてた勅諭。
松山は捕虜にとって、楽園のような場所だったのです。

この話は、母国から前線の兵士にも伝わり、
降伏・投降する際には「マツヤマ、マツヤマ」と
日本軍に叫ぶロシア軍兵士が続出したといいます。

日本赤十字社もロシア人負傷兵の救済に尽力。
病院に収容されていたロシアの負傷兵の多くは、
献身的な日本人看護婦に恋心を抱いたとか。

そして、2010年の松山市。

松山城の二の丸にある防火用水を兼ねた古井戸より、
表面にロシア語とカタカナが刻まれたコインが見つかりました。
1899年製造のロシアの10ルーブル金貨です。

214 :例えばこんな日本びいき 29:2012/02/10(金) 22:14:39.20 ID:fE5uAYB/
ロシア語は人名で
「M・コスチェンコ」。カタカナは「コステンコ・ミハイル」
それに「タチバナカ」と読めます。

調査が進められました。
「コスチェンコ氏」は、当時24歳の歩兵少尉だったそうです。
では、「タチバナカ」も名前でしょうか?
「橘力」ならば日本人の男性です。
そのため、当初、このコインは、
「日本人男性と将校との友情の証ではないか」との
推測がなされていました。

私が計算してみたのですが、
当時の10ルーブル金貨の価値は、
現在の日本円で25万から30万円程度になるようです。
よほどの覚悟がないと、井戸に投げ込める額ではありませんよね。

さらに資料が調べられましたが、
当時の捕虜収容所の関係者に該当しそうな
人物は見つかりません。
その後、「チ」と思われていた文字が、「ケ」ではないかとの
指摘がありました。
そうなると刻まれていたカタカナは「タケバ ナカ」です。

215 :例えばこんな日本びいき 29:2012/02/10(金) 22:22:15.82 ID:fE5uAYB/
その名前で探した所、該当者が見つかりました。

当時の日本赤十字社の看護婦で、
捕虜収容所に勤務していた「竹場ナカ」さんです。
さらに、1904年の海南新聞に二人が恋愛関係であったことや、
その後、別れざるを得なくなったことをうかがわせる記述が
見つかったのだそうです。

それにしても、この金貨は、
どのような状況で投げ入れられたのでしょうか。

若きロシア将校が、帰国の直前、
異国の恋人との再開を自分に誓って投げ入れたか?
それとも、引き裂かれる運命の二人が、
手を取り合って投げ入れたのか?

色々と想像のかきたてられるところですが、
故人のプライバシーに配慮して、
それ以後の調査は控えられたとのこと。

ちなみにこの話をテーマにしたモニュメントが作られ、
地元の劇団が、演劇を定期的に開いている模様。
松山に行く機会がある方は、足をのばしてみてはいかがでしょうか?

http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010020901000751.html
http://www.mcvb.jp/topics/?p=355
http://www.botchan.co.jp/coin/story.html

222 :おさかなくわえた名無しさん:2012/02/10(金) 23:14:01.76 ID:8XwRlk+c
>>215
切ないロマンがある話を乙です。
その話が演劇になってたのまでは知りませんでした。
恋仲話繋がりで、
フランソア・カロンとその日本人妻の話が小説や演劇に出来そうだよな〜
と、昔考えた事があったのを勝手に思い出しました。

ところでどなたか、
『江戸時代に日本に興味持ってわざわざ漂流民として捕まって、
 入った牢屋で日本人の役人相手に英語教室開いてた、
 白人とネイティブアメリカンのハーフの米国人』
の事をご存知ありませんか?

229 :例えばこんな日本びいき 29:2012/02/11(土) 00:00:47.52 ID:fE5uAYB/
>>222
ラナルド・マクドナルドのことかと思われます。

http://www.kanda-zatsugaku.com/090724/0724.html
http://blogs.dion.ne.jp/mrgoodnews/archives/4816627.html

詳しくは上で。
このひとは、ネイティブアメリカンの先祖は日本人だったと
信じていたそうですよ。

267 :おさかなくわえた名無しさん:2012/02/11(土) 13:44:27.08 ID:bZD+Beh6
>>213
先日、駐日イスラエル大使が書いた本の中で、
その松山俘虜収容所の話が出ていた。
ペンドールと言って片腕失くして収容所生活送っていた
ユダヤ系ロシア人らしいのだが
当時の日本人の美徳色々有ったと思うが
たとえば自己犠牲、公に尽くす、勤勉、自律、その他諸々
今はどうかわからないが、
とにかくこの若者は非常に感化されてロシアに帰国する
そしてイスラエルの地に飛んで国軍を創ってしまうんだよな
銃撃戦の最中に彼は
「国の為に死するは名誉なことだ」という言葉を残し亡くなってしまう
今でも彼はイスラエル国軍の父として尊敬を集めている。
うろ覚えだがそのような話だった。
まあこれは明治人びいきの外国人の話だな

268 :おさかなくわえた名無しさん:2012/02/11(土) 13:56:08.60 ID:Qikit6md
>>267
ヨセフ・トルンペルドールな


出典:2ch
リンク:2ch

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