戦前生まれの父。たまに電話をくれる

2012/03/28 01:05 登録: えっちな名無しさん

戦前生まれの父。
一人暮らしの私にたまに電話をくれる。

久しぶりに留守番電話サービスセンターに接続したら3件メッセージがあった。
全部父から。


1件目
「えー…お父さんですよ(*´∀`)ドキドキ」
特に話すこともなかったのか名乗ったきりしばらく沈黙。
「ええと…これでよし。母さん、終わった。これどうするんだ?」
「シャープを押すのよ!」←遠くから小さく母の声
「しゃぁぷ?どれ?これ?(ピッ)これ?(ポッ)これ?(パッ)」
手当り次第にいろいろと乱打
「(ピポ)母さんっ!(パポ)しゃぁぷって!?数字で言って!わかん……」
ピィイイィイーーー!!!
メ ッ セ ー ジ は 以 上 で す 。
思わず保存しといた。


2件目。やっぱり
「ゴッホン(咳払い)えーお父さんです(*´∀`)」
名乗っただけで他には何もなし。しばらく噛み締めるように沈黙。
「母さーん!しゃぁぷ だよなー?」
「そうよー」←遠くから小さく母の声
「え、と。たてたてよこよこ…これだ!しゃぁぷ、と!よし!」
メッセージは以上です。
たてたてよこよこ て #←これか。
同じく保存。


最後の3件目はまともにメッセージが入っていた。
「えー、お父さんです(*´∀`)しゃぁぷ!どうでした?入ってたかな?」
と言ってやっぱり暫し沈黙した後、今度は母に声をかけず自力で
「たてたてよこよこ…しゃぁあぷ!!」(←必殺技を繰り出すような感じで)
三部作が完結。これも保存しといた。



出典:一人暮らしの私にたまに電話をくれる
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(・∀・): 134 | (・A・): 37

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