へたれ人生

2005/08/17 15:49 登録: えっちな名無しさん

何年か前の話です

自分は、その時高3で中学校卒業のときにできた
同じ学年の彼女がいました。
(以下:Kとします)

Kとは、中3の夏休みに勉強を図書室で教えてあげていたんですが
それがきっかけで仲良くなり、卒業の時に自分から告白して付き合い始めました。
(結局、Kは自分と同じ高校に入りました)

でも、高校に入ってからは、Kの方が頭がよくなって
逆に教えてもらったりしてました。
高1のころは、一緒に遊びに行ったりしてたんですが
高2になってからは、あまり行かなくなってしまいました。
それでも、一緒に帰ったりはしてました。
違うクラスだったんで、
帰るときは今日1日の出来事などの
他愛も無い話をしていました。
そんな話をしていても、自分には好きな人といるということで
楽しくて仕方ありませんでした。

高3になると、いつからか分からないほど
自然にそれも無くなってしまいました。
「帰ろう」と誘っても
「ごめん、今日はちょっと用事があって・・・」
そんな感じで、毎日断られていました。
毎日だったので、何か一言を言おうと思っても
「そっか・・・」
で、済ましてしまうへたれな自分がとてつもなく嫌いでした。

今思えば、キスだって数えるくらいしかしてません。
Hなどは1回もしたことありませんでした。

そして、冬休みの前の終業式の日
たまたま、Kのクラスの近くを通りかかったので
覗いてみると、中学のときの友達が
「Kが隣のクラスのやつに告られたってよ」
と言ってきたので、不安になりながらも、平気そうな顔をしていました
その日は、Kを誘うと珍しく応じて、
一緒に帰ることになりました。
その時に、さっき聞いたことを思い切って話すと
「OKするわけないじゃない」
と、言ってくれたのでその時は安心しました。

でも、その日からKの様子がおかしくなりました。
電話したりすると、話中のことが多くなり、
家に行っても、どこか上の空で・・・

流石の自分も、気付き始めていました。
もうKが、自分を見ていないことに。

そして、数日後
ある決心をして、Kをデートに誘いました。
自分の金で、色々なところへ行ったり、食事をしたり・・・
やはり、Kは無理して笑っているのがばればれでした。
夜になったときに、切り出しました
「もう、別れないか?好きな人が出来たんだ」
と。
もちろんK以外に好きになれる人はいません。
でも、Kが好きだから
自分の好きな人のほうへ行ってほしかったんです
Kは、悟ったらしく
「ごめんね」
と、泣きながら謝っていました。
「なんで、お前が謝るんだよ。
 謝るのは俺のほうだろ?」
と言い別れました。

結局、最後までへたれな自分は、
別れるときに抱きしめることも
最後のキスをすることも出来ず
Kの後姿を見ていただけでした。

長々と駄文すいませんでした

(・∀・): 102 | (・A・): 76

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