体験談ではありませんが・・・

2012/06/08 22:09 登録: えっちな名無しさん

私が勤める小学校には、いじめで学校を休んでいる子どもがいます。
担任は加害児童との話し合いはもちろんのこと、保護者にも状況を伝え協力を求めています。
ところが、加害児童の保護者は、「家ではいい子なのに学校でいじめをしているということは、担任の指導が悪いからではないか」の一点張りです。
クラスで話し合いをしても、ほとんどの子は、自分がいじめのターゲットになったら怖いので、見てみぬふりです。
子どもの中からいじめはやめようという声も雰囲気もでないので、常に担任が教室にへばりつき、いじめがないか監視している状態です。
朝教室に向かったまま、子どもが下校するまで職員室にはもどってこられないのです。
目を離すと何がおこるかわからないので、トイレにさえもいけないようです。
また、いじめられてお休みしている子の家にも何度も家庭訪問をしていて、私が夜携帯電話をかけると、10時過ぎだというのにまだ学校から自宅に帰る途中だというのです。
肉体的にも精神的にも疲れ果てていて、見ていて痛々しいです。
私を含め、他の教員もできるだけの協力をしようとしていますが、自分たちにもクラスがあって、そこまで深刻な状況でなくても、やっぱりそれなりに問題があって、気を抜くわけにはいきません。
また、空き時間があっても、低学年の学級未成立状態のクラスに応援で入ったり、養護教員の出張時に保健室登校の子に対応したり、授業中勝手に教室を飛び出した子がいたら担任に代わって探しにいったり、連絡のとれない無断欠席の子の家まで自転車で様子を見に行ったりということがあります。
 
報道をみると、「学校が悪い」「担任が悪い」という論調ですが、本当に頑張っている教員もいます。
まずは、現実の学校の状況を皆さん広く知ってもらいたいです。
そのうえで、「教師の愛情が足りない」とか「教師に威厳がない」とかいう精神論で論じるのではなく、養護教員を複数にする、カウンセラーを週何時間ではなく常時配置する、1クラスの児童数を減らす、補助教員を増やす、児童と個別に話ができる教室をつくるなど、学校のシステムの問題として、解決案を考えないと改善されないと思います。

出典:脳内変換して
リンク:だまって嫁

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