私を抱いた風俗嬢たちの話をしよう

2012/06/15 18:35 登録: えっちな名無しさん

1 :オー・ハリー・ツムラ ◆Xb1uNrfekw :2012/06/10(日) 18:41:05.41 ID:Npy6DyzhO
スペック23歳オス会社員
私が初めて風俗に行ったのは21歳の三月だった。
東日本大震災後の一週間後あとだった気がする。

童貞だった。ヘルスだった。気持ちがいい体験をして、ヘルス・
ソープにハマった。

累計15回ほど。まだまだ初心者だ。

その15人の中で特に印象に残った、3人の私を抱いた女たちの話を
しようと思う。

最初にA子の話をしよう。
彼女は神奈川の曙町のヘルスで私を抱いた。
私はフリーだった。店頭で写真を見た。
かつてAVにも出演したことがあった女性だった。
さぞかし綺麗なのだろうと考え私は彼女を指名した。

そのヘルスは最終痴漢電車をモチーフにしたつくりになっている。風俗嬢
はコスプレをして10分ほど痴漢される。私はA子にOLの服装を
させた。私は案内されて部屋に入った。電車のつり革につかまっ
て小太りな女性が私に背を向けて立っていた。

5 :名も無き被検体774号+:2012/06/10(日) 18:54:08.41 ID:DoH+ZkIK0
なんで受け身なんだよ

8 :オー・ハリー・ツムラ ◆Xb1uNrfekw :2012/06/10(日) 18:56:45.77 ID:Npy6DyzhO
>>5
なすがままにされていたんだ。だから受け身。

7 :オー・ハリー・ツムラ ◆Xb1uNrfekw :2012/06/10(日) 18:55:45.30 ID:Npy6DyzhO
まず、尻をなでまわした。
かたくなった肉を摘むと彼女は抵抗する演技をした。

その後後ろから乳を揉み、硬くなった息子を彼女の腰や尻に擦り
付けた。

背後から抱きついた時、首筋から加齢臭を嗅いだ。

これが悲劇の始まりだった。

胸騒ぎがした。
私は今よりもヘルス初心者だった。
うぶだった。何も知らなかった。
受付で
「ぽっちゃりお姉さん」
そう紹介を受けた。
−−お姉さん
私はこの意味を理解できていなかった。

「興奮してるね」
擦れた低い声で彼女が振り返った。

振り替えれば、ファンデーションを塗ったくった化け物がそこに
いた。

「堅くなってる」
彼女の分厚い唇が左右に裂け、
低い声が私にふりかかる。
ジーンズのファスナーが降ろされた。

ピクピク痙攣する息子を、彼女がトランクスから引きずりだした。
「おりゃおりゃ」
と軽く指でつつく。
ふしくれだった指だった。

手は血管が浮き上がり、私の息子をつつく度に、ニターと音が出
るくらい気持ち良く笑った。

A子より化け物と表現しよう。彼女には申し訳ないが。

化け物は私の服を剥いだ。
私は無抵抗だった。抵抗したら、目の前の浜の怪物に息子を噛み
ちぎられる−−そう考えた。

彼女は接客トークで私をリラックスさせようと勤めてくれた。

−−人は命の火が消えかける瞬間、些細な事に目を向ける。

私は彼女の懸命なトークをよく聞くことができなかった。

ただ彼女が首を傾げたり、ちょっと体を上下させた時に飛ぶ、汗
を見ていた。

ただ彼女の口から私の胸や腹部に飛び散る唾液を見ていた。

薄暗い部屋だった。
オレンジ色の光がぼんやり部屋に満ちていた。

その光を反射した、化け物の唾液と汗が美しかった。

「シャワー浴びよ」
彼女は私をシャワー室に引きずり込んだ。
シャワー室は明るかった。
化け物の顔がよく見てた。
黒ぶち眼鏡をかけていた。
身長は私より20センチほど低い。

ほっぺたはソープ嬢−化け物はヘルス嬢だったが−によく見られ
る、口の回りと頬の間に深い溝みたいなシワが出来ていて、浮き
上がって見えた。

乳の形に問題はなかった。
腹部は柔らかそうだった。
齢40代前半。
確かにお姉さんだった。
人生のお姉さんだった。

−−かつてナチスがユダヤ人に行った許されざる罪を思い出した。
シャワー室。
命の墓場。
この時私はユダヤの民だった。

私は彼女にAV出演について尋ねた。
彼女は答えた。
熟女として企画ものの数本出た事。

TSUTAYAで自分のAVを見つけてほくそ笑んでいたら、店員に追い
出された事。

「痴漢ものにも出たんだ。私が出たのはね、地方の電車の中で
SEXするやつ。人が少ない時間帯に撮影するんだけど、私と男優さ
んの回りをスタッフの人がぐるーって囲むの。その中で服破いて
たったまま。フィニッシュは口で。」

「他にはどんなものに?」

私は問答を続けた。

「あとは農家の嫁さん役でSEX。2人の農夫さん役の男優さんに畑
の中やビニールハウスの中で。豚小屋の中はきつかった」

と彼女は答えた。唇は裂けたままだった。

−−なぜそこまでしてAVに?
私はそう言いだしそうになったが、口をつむんだ。

私は他人の人生にこれ以上質問出来る身分ではない。

「ずっと堅いままだね」
彼女はしゃがみこみ私の息子に息を吹き掛けた。

彼女は目が良くなかった。
彼女は気が付かなかった。
息子だけではない。
私の全身がかたかった。

まだ命の息吹は絶えていなかった。
しかし、体は、息子は、死後硬直のそれと似ていた。

「緊張してるのかな」
彼女は尋ねた。
「うん」
私は答えた。
これから喰われるのだ。
彼女の夕飯になるのだ。
時間は6時を過ぎていた。早めの夕飯だ。
緊張しないわけがない。

彼女は強力を発揮して私をシャワー室から引きずりだした。

部屋は、壁ぎわに電車内のシートがあった。人が軽く三、四人座
れるくらいあった。

私はそこに投げ出された。
彼女は私の前にひざまずいた。

「どっちがいい?」
彼女は尋ねた。
「和食がいい」
私は答えた。

あまり肉類を使わない料理ならば生きていられると考えたのだ。

彼女の唾液が私の視界に広がった。

「残念だけど、お店の外じゃ出会わないって決めてるの」
彼女は私の膝を擦りながら答えた。

「攻めたい?攻められたい?」

私は攻めたいと答えた。鼠だって猫に噛み付く。最後の抵抗をし
たかった。

彼女は承諾した。
「ちなみに私は中華が好きなの」

−−鼠料理なんて中華に合っただろうか。

私はそう考えて、彼女に席を譲った。

私はご年配の方には席を譲る主義だ。

電車の席を譲るには彼女は早過ぎた。そんなにふけてない。

裸で向き合うには彼女は遅過ぎた。そんなに若くない。うんや、
全然。

私は彼女にキスをした。
うねうねした粘っこいものが、私の舌を飲み込んだ。

私はワレメちゃんに指を入れ、刺激した。

彼女は眉間にシワを寄せた。深いシワだ。マリアナ海溝並に深い。

口元に手を添え、
「ブゥー、ヒィモチィ」
と喘いだ。

なかなかの演技力だった。
私は興奮してかき混ぜた。
指が膣の壁に当たるたび彼女は、
「バァー!バァー!」
と吠えた。

彼女の顔はどこに何があるのか分からないくらい、ぐちゃぐちゃ
になった。

「遂に本性を出したか」

と私は言った。この化け物め。人間の姿から本来の姿に戻ったか。

「らってヒィモチィんだもん。Hな私になっちゃう」
と彼女は奇声を上げた。
何いってんだこいつ。

「ふぁげじぐへめるのへ」
と彼女が言った。

激しく攻めるのね。
そう言いたいのだろう。

しかし彼女は日本人でも、ましてやこの星の生き物でもない。

−−絶対火星から来た。
私はそう考えた。

攻める?違う。
「退治だ」
私は言った。
地球を守らねばならない。

生まれて、初めて、社会のために何かをしようと考えた。

誰にも誉められなくてもいい。
誰にも気付かれなくてもいい。

私が、彼女を退治しなければ。

「アヒャハア。Sなんだね、退治して、退治ひて」

何いってんだこいつ。

私は最後の攻撃を彼女に加えた。

ひたすら膣を掻き混ぜた。
「ビャアアア!ビモヂイイ、ビモヂイイ、モッホ!モッホ!」

私は攻撃の手を緩めなかった。そして、

「バアアアアアアアア!ビグー!ビグ!ヒ゛ク゛ウウウウ!」

彼女は雄叫びを上げて、体を痙攣させた。

私は使命感に燃えていた。
彼女は火星人だ。
我々の想像を凌駕する生命体だ。
徹底的に攻撃を食われるのだ。

私は膣を攻めた。
火星人は叫んだ。

「ビャヤ!ビャヤ!ヒッチャッハカラ、ボフ、ヒャメヘ!バアア
アアアアアア!」

情けをかけるのは騎士道精神に反する。

−−そして、火星人の反撃が膣から始まった!

厳密に言うと膣ではない尿道からである。

その時私の顔は膣の真正面にあった。

いきなりだった。

瞬きした瞬間だった。

何かを吹き付けられた。

未知の液体が私の顔に吹き付けられた。

「ギャア」
私は倒れた。

「大丈夫」
化け物が尋ねた

−−私は15回風俗へ行ったと書いた。
しかし火星人からしか受けなかったサービスがある。

潮吹きである。

潮と表現したが、ションベンかもしれない。

「気持ち良くて出ちゃった」
火星人の宣戦布告宣言をBGMに私はタオルで顔を拭いた。
何があったか今でもわからない。

ともかく私は火星人にぶったけられた。

「じゃ今度は私が、退治するね」
私が顔を拭き終えると、彼女にベッドに投げ倒された。
電車のシート以外にも、ベッドがある。

火星人は私の上に降り立った。

乳首を舐めてきた。
ビュビジュバ!ジュビジュバ!吸い上げてくる。

火星人は体をくまなく舐めてきた。
舌がざらざらしていた。痛かった。

「ハアハア」
彼女の鼻息が私の肌を汚染した。

怖かった。怖くて怖くて動けなかった。

それにこの部屋にたまりこんだ加齢臭はなんとも言えぬ。

臭くはなかった。
しかし気になった。

火星人は私の本丸に口を近付けた。

「ンーバ!ンーバ!」

我がタマタマを火星人は吸い込んでは吐き出し、吸い込んでは吐
き出し、それを繰り返した。

「スゴい、ずっとかたいまんまだよ」
当然だ。死後硬直が生前から始まっているのだ。

−−その時が、そして来た。

火星人が私の本丸を咥えた。
唾液と空気が生み出す鎮魂歌を、火星人が奏でた。

「バハアー」
火星人が私を見ながら本丸を上下に舐めた。

その姿に戦慄した。化け物が、地球外生命体が、嬉々とした表情
で、我がオチンチンをなめ回している。

恐怖以外のなにものでもない。

「キモヒイイ?」
火星人が交信してきた。
「ハイ」
私は屈伏した。

目は見開いていた。頬はへこんでいた。
「ングーングー」
言いながら本丸が吸い上げられていく。

全身から体液を吸い上げられていく感覚がした。

「キモヒイイ?」
「ハイ…」
「モッホキモヒイイことしてあげる」
火星人が本丸から口を外した。

「バカッ」「ガパッ」とかそんな音がした。

火星人はローションを私の息子に塗った。
冷たくてヌメヌメしていて快感だった。

火星人は私に跨った。
素股である。

前後に体を揺り動かした。

「バ!バァー!」
また人外の声を上げる火星人。
腰の動きが激しくなってきた。

息子が、痛い。
もう少しゆっくりがいい。

本丸が降伏を、私に要求してきた。

私が無条件降伏を彼女に申し出ると、口か素股かを選ぶよう選択
を要求した。

私は口を選択した。
素股は痛い。火星人は下手だ。

火星人が本丸を咥えた。
また上目遣いでだ。
食われるかと思った。
私は目を積むって、日頃おかずにしている同級生を思い浮べた。

−−高飛車な女だった。小生意気で私を見下していた。
美人でいい体をしていた。

私はいつも脳内で彼女を、夜勤ナース服のコスプレをさせ、中出
ししていた−

私は目をつむった。
今息子を舐めているのはあの女だ。

脳内であの女と会話する。
−「もっと音をたてるである」
−「許してください」
−「黙るである」
−「ごめんなさい。もうバカにしません」
−「うるさいである」

「こっち見て。目を見ながらのほうが興奮するよ」
火星人が私に命令する。
「ハイ」
私は従った。

空想は私をいたわる。
現実は私を傷つける。

化け物だ。
キラキラ目を輝かせて私を見ている。
怖いのに本丸は快楽に包まれる。

ジャボジャボジャボ
ズボンズボンズボン

フェラはこんな音をたてるのか。

「イク…イクイク」
私が喘ぐと、火星人はスピードを上げた。
耳にまとわり付く、粘着性のある、リズム…。

私は火星人の口に種を出した。
火星人は、収穫品を、口に含んだまま、私に口付けした。

お帰り、精子。

「気持ち良かったね」
火星人は私の肩を枕にして寝転んだ。

−−私と火星人の戦いはこれで終わりである。
加齢臭が一時間ほど鼻孔に残ったこと、
ヘルス店のトイレで吐いたこと、
その店にそれからいっていないことを付け加えておこう。

次に片山津温泉ソープで隕石が落ちてきた話をしよう。

昨日のことだ。私は片山津へ行った。

古くは風俗街として発展したこの街は、今は平凡な温泉街として
観光客を集めている。

女の体・たばこ・酒・レントン教授シリーズ、逆転裁判シリーズ、
第五期のゲゲゲの鬼太郎猫娘と脳内でいちゃいちゃするしか趣味
がない私にとって、これはゆゆしき事であった。

私は異性と交際したことがない。
恋愛する前に風俗遊びに目覚めてしまった。
短く見れば健康的だが、長く見れば不健康的である。

以前告白をしようとしたことが二回あった。

しかしあるトラブルによって、彼女たちと過ごした

時間は、闇の歴史として私の心に残っている。

片山津は昨日で三回目だ。

片山津のシステムは、インターネットで風俗嬢をみて予約してS
EXする、というもののようだ。

川崎堀之内―とある大手グループ―のように手軽にはいけない。
時として写真すら見せてもらえない時がある。
おまけに写真もインターネットと同じ。
写真を店内で見ようが、インターネット予約しようが同じなのだ。

正直不満足であるが、やはり女の体をなめたい。
だから私は片山津へ行くのだ。

私は昨日ある店にフリーで入った。

写真を見た。「巨乳 ぽっちゃり 20代前半」。その歌文句抱え
た金髪ギャルの写真を見かけた。

写真にはモザイクがなかった。

私の浅はかな経験から、地雷嬢と判断した。

普段なら私は絶対指名はしない。

しかしその時の私はおかしかった。

冒険をしたくなった。

私はこれまでの生涯を振り返った。
なんの冒険もない、起伏もない、ありきたりな平凡な人生だった。

私にとって最初の異性は母だった。

母はいつも離婚届を居間のテーブルに広げていた。
掃除・洗濯はしてくれた記憶はなかった。
いつも臭いとみんなから言われていた。
洗濯を自分でしようとしたが、母はそれを嫌がった。
食事はいつもご飯に納豆。夕飯はスーパーの半額の惣菜だった。

小学生の時、私は容姿と不潔さを理由にいじめられ、中学でも同
じく。

高校でも不良にからめれ体の一部を骨折、不登校・ひきこもりを
経て大学に進学。

「もっと勉強していいところ行けばよかったんだ」

と母に言われた。それは私の努力不足だ。学校に通うのが精いっ
ぱいだった、と言い訳しかできなかった私のせいだ。

トイレしか居場所がなかった負け犬のいいわけだった。

バイト先では低学歴と揶揄され、同級生はみな学歴コンプレックス。

成人式では「あんたの値段は1000円だ。男として扱われるにゃ
100万だよな」と中学の同級生の女性に言われた。

卒業論文執筆に失敗し、ゼミ教授から「お前は四年間成長できな
かった。四年間無駄だった」と当たり前の評価を頂いた。

不景気による就職難と私自身の市場価値のなさでなかなか職にあ
りつけず。幸いにも正社員の職を得られたが、会社の先輩方から


「なんでこんなひどい会社入ったの?そんなに就職難なの」

「大卒ならもっといいとこいけたんじゃない?」

「新卒で入る会社ではない」

と厚いアドバイスを頂いた。

私は若かった。何も知らなかった。世の中上記で述べた「普通の
人生」じゃつまらないと思っていた。

勇気を出したかった。

冒険を、己の意志でこんなんに立ち向かう。そんな誰もが幼い時
に経験しておくべき経験を私は今頃になって手にいれたくなった。

――私は、その地雷壌を指名した。

五時すぎたった。雨のせいで片山津温泉の空は、日本の未来と同
じ色をしていた。

数分待った。案内され地雷嬢にあった。

−−私の予感は的中した。

そこに女性はいなかった。

肉の塊がそこにあった。

肉の塊に、目があった、鼻があった、口があった、耳があった。

「こんにちわ!今日はよろしく!」

明るい雰囲気で私を迎えた。

生きている生き物だった。

しかし私は彼女が人間に見えなかった。

肉。たんぱく質。脂質。

その集合体以外の何ものでもなかった。

しかし私の心は晴れ晴れとしていた。

「なんで爽やかに笑ってるの?」
と、肉に尋ねられた。

嗚呼、これが冒険。

私はこの時、困難の中で己を試す求道者だった。

困難を乗り越えてこそ人は成長出来る。
私にそのチャンスがやってきた。

平凡な人生に終止符を打ち、一回り成長出来るそのチャンスが、
今舞い降りて来たのだ。

肉は大阪から出荷されてきたと、部屋に入って自ら語りだした。

「今日暑いからパンツ履いてないんだよ!」

と彼女はスカートを捲った。

ノーパンだった。陰毛は周囲のたっぷりついた霜降り肉が擦れた
せいで、薄くなっていた。

−−デブは肉のせいでワキ毛なんかが薄くなるんだぜ。

私より体重が20キロ弟が以前、サイゼリアでハンバーグを二口で
平らげた後、何の脈絡もなく吐いた格言を想いだした。

私の挑戦が始まった。
壁を乗り越えたら、その壁は自分を守る楯になる、と言う。
なるほど、確かに素晴らしい楯に彼女はなるだろう。

私より30キロは重そうだった。
腹はたるんでいた。
まるで妊婦だ。臨月で5人は入っていそうだった。
そして汗臭かった。

「ウニャー」
と豚の分際で猫の真似をして私のチンチンを撫でてきた。
硬くなられない。

よかった。前もって私は、
「俺、なかなか勃たないんだよね」
と伝えておいて。

「お風呂入ろう」
彼女は私を風呂に導いた。

初め風呂の水は、たっぷりあった。風呂の中で立つと、私の太も
も真ん中まであった。

彼女と風呂に入ると水がナイアガラの滝よりも勢い良く、タイル
の上に、ベッドに流れ込んだ。

「あー!ごめんね。ベッド少し濡れちゃった」

大丈夫。私は予測していた。

風呂から上がると、私の膝より下まで水位が下がっていた。

「体洗わないの?」
と私は尋ねた。
「汚くないじゃん」
と腐敗した豚肉は答えた。
理論的だ。

−−マットかベッドか。
彼女は尋ねた。
私はベッドを選択した。

マットを選択したとしよう。彼女なら必ず滑る。
私に落下してきたら内臓破裂じゃすまない。

私は、また逃げてしまった、と唇を噛んだ。

この時まだ、私は何も理解していなかった。
ベッドにしてもマットにしても、同じだと言うことに。

ベッドに私は寝転んだ。
汗臭い肉の塊が私の乳首を吸った。
強烈な吸引力だ。
ビクビク体の神経が電気を流した。

「チョホホホホ」
私は喘いだ。
肉は興奮したようだ。
さらに吸引力が増した。

掃除機に例えるなら日本製だ。中国製はこんなに吸えない。

「気持ちよさそう。あたしも興奮しちゃう」

豚は私の体をなめ回した。唾液以外にも個性的な臭いを発生させ
る汗が、ナメクジの歩いた後のように、私の体の上で輝いていた。

私の体は肉汁のコーティングのお陰で輝きだした。

豚は私の息子に銃口を向けた。
咥えられた息子。
口を上下させた時の快楽は諸君にわけてあげたい位だ。

しかし彼女のフェラは万全ではない。
如何せん、静止時の舌使いが下手だった。

−−そして私は閃いた。

「なあ、立ったまま舐めてくれへん?」

彼女は承諾した。
私はベッドの上に仁王立ちした。
豚は舐めだした。

−−やはりそうだった。
こちらの方が数倍気持ちがいい。
私だってただちんこを舐められているわけではないのだ。

風俗嬢が能力を最大限にまで引き上げるために、ほんの少し頭を
使うことくらいできる。

私のチンチンはギチギチになった。軟式ボールならバントしても
大丈夫なかたさだ。

「そろそろあたしも欲しいな」
豚がベッドに寝転んだ。
衝撃で震度2の地震が起こり、ベッドの上の窓ガラスが踊った。

私は正常位で肉の中に、私の肉棒をねじ込もうとした。

−−この時、最大の危機(一度目)が私に襲い掛かった。

肉棒が、届かない。

豚の肉が厚すぎて、私のチンチンが膣まで届かない。

ちょっと待て、私のチンチンは15センチあったぞ。
そこまで短くないぞ。
なんで届かない。

私は諦めなかった。

諦めたらそこで試合終了だ。

努力すれば成功できるとは限らない。でも成功者はみな努力して
いる。

私は困難から逃げなかった。
何度もチャレンジした。

萎えたらまた舐めてもらい再挑戦した。

三度目の失敗後、
「バックはどうか」
と豚が提案した。

−−しかし、肉の壁は、ベルリンの壁よりも、高く、厚く、そし
て血の代わりに汗で染まり、届かなかった。

私は、自分に負けた。
困難に打ち克てなかった。
成長できなかった。
平凡な人生を変えることができなかった。

どん底に落された私に肉の塊が同情した。

「騎乗位しようか」

嬢は萎えた私のチンチンをまた咥えた。
これは気持ちがいい。

ベッドに立ったまま私は舐められたが、思わず腰を前後に動かし
てしまった。

私はベッドに寝転がり彼女は私の上に乗った。

−−この時、私は最大の危機(二回目)を迎えた。

思えばもっと早く気が付くべきだった。
彼女の体重を私が支え切れるわけがない。

「行くよ!ほりゃ!」
彼女が上下に動き出した。
一度目のピストンで確証を得た。やっぱり重い。

「ゴブゥ!」
私はむせた。
「大丈夫?ごめんね。あたし少し重いの」
何いってんだこいつ。
「大丈夫だ。続けてくれ」

彼女はピストンを続けた。
その間ハンマーで腹部を殴られている気分だった。

ベヂンベヂン!
と皮膚が引き裂かれる音がした。

彼女とのセックスは生涯において、忘れられないものになるだろ
う。

息ができない。
腸が痛い。
だんだん意識が遠退いてきた。
嗚呼、レイプされる女ってこんな気持ちなのかなと思った。

−−書き忘れたがこの時、私はゴムなしでやっていた。

直に女の膣を味わった事はなかった。

彼女の膣の中は気持ちが良かった。肉がたっぷりつまっていて、
きゅうきゅうだった。

苦痛と快楽の間で命のやりとりを彼女としていた。

そんな私を差し置いて彼女の攻撃は勢いを増した。
息遣いが粗くなった。
膣が締まってきた。
欲情した肉が私の上で跳ねている。

やがて私のチンチンも限界を迎えた。同じく精神も限界を迎えて
いた。走馬灯が脳裏をよぎっていた。

−−その時だった。

1人の女性が肉の塊の代わりに私の前に現れた。
幻覚なのは分かっていた。
肉の代わりに私の上で跳ねているように見えた。
幻覚なのは分かっていた。

それでもよかった。
ずっと逢いたかった人だった。

「友里(仮名)…」
と私は呟いてしまった。

友里。

半年前に色々あって謝る事も出来ずに、そのまま卒業してしまっ
た、片想いの同級生だ。

二年前に知り合ってから、いやに気が合ってよく一緒にいた女性だ。

何より私の扱いがうまかった。ユーモアセンスがあり、勤勉で実
直だった。

「ウケケケケ」と笑った顔が可愛らしかった。

告白しようと思ったが、色々あってダメになってしまった。

謝らなくちゃいけないことが彼女にはあった。

でも言えなかった。

チャンスはあった。
でも、私は言わなかった。
勇気がなかった。
もう友里に謝れない。

−−でも、今友里は私の上で飛び跳ねている。
あの時みたいに、一緒に、遊園地歩いた時みたいに、
「ウケケケケ」

って、産毛だらけの、化粧下手の、肌荒れした、目の周りのシワ
が変な感じの、ゲッシ類みたいな大きめの歯を剥き出して笑って、
私の腹の上で飛び跳ねている。

−−友里。ごめん。ストーカーして。
言い訳させてくれ。
友里、私は人好きになる方法わからんのや。
昔からそうなんだ。
なんか、関わり方わからなくなんの。
理由はあると思う。でも言えねえよ、自分のせいやし。
友里、すまん。ごめん。
これだけは言わせてくれ。

性欲理由に友里に近づいたんじゃない。私は友里の友達でオナニー
は出来るけど、友里では出来ないもん。

嘘じゃない。
私、一度だけだよ、友里のことで勃起したの。一緒に帰った時。
いや、二回か。
後ろ姿見て、なんか愛おしくなって、ハグしたくなったんよ。
その二回だけよ。嘘じゃないよ。
だから、その、すまない。
許してくれなくていい。
謝らせてくれ、友里、最後まで自己中ですまない。
最後の迷惑や。最後のセクハラや。
ごめん。友里、ごめん。

私は心の中で彼女に刹那であったが、謝罪した。
同時に友里に射精した。

意識が混濁していた。肉の塊のおかけで私は疲弊していた。

だんだん友里が消えていく。
だんだん肉豚が現われてくる。

「なんで泣いてるの。だれ、友里って」
と、怯える豚。

豚いわく、ピストン中、私がいきなりぶつぶつ呟き出して、つむっ
た目から涙一筋流れたそうだ。フィニッシュの時には小さく「友
里!」と断末魔の叫びを上げて肉の中に出したらしい。

私はなんでもないと鼻をすすった。

風呂に入り体を洗ってもらう間、私は友里のことを考えていた。

友里と少しだけ向き合えた気持ちになれた。

嗚呼、困難を乗り越えるとはこの事か。

−−私たちは思い出の延長上に生きている。その思い出とどう向
き合うかで、未来が決まるんじゃないだろうか。

私の心は晴れ晴れとしていた。
今を、生きている。それを実感できた。

ちんちんを洗う豚を見た。私はこの肉の壁を乗り越えた。
この肉の壁はもう盾だ。

成長することとは何か。
一つの答えを私は出した。
思い出に勇気を持って向かい合うこと。
それもまた成長じゃないだろうか。

私の心は晴れ晴れとしていた。
肉豚は、話しにくそうにペラペラトークを続けていた。

私は決意した。

友里に謝ろう。電話番号、メアドは知っていた。今すぐ、謝ろう。

遅いかもしれない。
変かもしれない。
でも最期に惚れた女なんだ。
自分なりに誠意を見せたい。

帰りぎわ、豚に部屋の出口で言った。
「今日はありがとう…貴女は私の盾だ」
そして、病人を見る目で彼女は私を見送った。

その後、私は友里の携帯に電話を掛け「おかけになった電話番号
は〜」のアナウンスを聞き、メアドが届かず戻ってきたのを確認
した後、自宅に戻り、逆転裁判をクリアして眠りに就いた。

この間、体が痛かったことを付け加えておこう。

――――――――
――――――
――――
――全てはあの時に始まった。

「誇り高き風俗嬢に童貞を贈った話」

――そういえば。

私は夜道を走らせていた。ラークの煙が目にしみて、蛇行運転を
すでに始めていた。

――初めてソープへ行ったのは、一年前の六月だった。

あれから一年。私はヘルスよりもソープへ通うようになった。

いろんな風俗嬢に会った。

しょんべんをかける火星人、尻の肉の防護壁のせいで膣までおち
んちんが届かなかった豚肉―彼女をレイプすることは不可能
だ―…美しい女性がいた。

男の性をかけて勃起させた地球外生命体がいた。

巨乳がいた。
Bカップで乳首が鼻の穴に入らないくらいでかい女性がいた。
男たちに夢を吸われてしぼんで垂れ下がったおっぱいにあった。

たいていはCカップがいい。

特に横浜ファッションヘルスの自称不動産会社で経理を行う女性
は柔らかくて、温かい乳をしていた。今度横浜に行ったら彼女に
おちんちんをぺろぺろしてもらおう。

ブレーキが踏み遅れて交差点の真ん中で停止し、トラックの運転
手に怒鳴られた私の記憶は、一年前の六月へハンドルを回した。

「ソープは筋書きのないドラマだ」

バイロンか?いや私だ。

カーテンを開けるまで、何がいるのかわからない。女か人か知的生命体か。

カーテンの向こうにはいつもドラマがあった。

図鑑に載っていない生き物がいた。

心身ともにイケメンな女性がいた。

扉の向こうには天国か、地獄か。

写真でも、ネットでも予測が困難な世界だ。羅針盤・マニュアル
は不要だ。当てにはならない。己の命をかけてカーテンを開ける
のだ。

――甲子園には魔物がいる。ソープにも魔物がいる。
甲子園の魔物を見たものはいるだろうか。
私はソープの魔物を見たことがある。
そして、抱かれた。

「もう一年か」

ラークの火種を太ももに落としてスーツに穴をあけた私は、二本
目のラークに火をつけた。

――懐かしい思い出だ。どうして思い出はいつも、こんなにも綺
麗で、あんなにも醜く、私のもとにもどってくるのだろう。

一年前、私はヘルスにしか言ったことがなかった。
理由があった。
生身の女性の体をなめることに慣れておきたかったからだ。

そして、その日が来た。

「そうだ、ソープへ行こう」

川崎堀之内。私は向かった。

その前の年の1月。

予約はしたものの、女性の体をいざ見ようと思うと恐怖で体が震
え、結局ドタキャンした店だった。

もうその時の私ではない。ヘルスへいった。火星人に返り討ちに
あった。手コキ以外で射精した。

満を持して私は堀之内へ降り立った。
気分はノルマンディー上陸作戦。

人生史最大の戦い――私はこの日、素人童貞になるために、この
土地にやってきたのだ。

店に入った。日曜だった。朝四時だった。我慢できなかった。

店の写真を見てNO1の女性を指名した。

26歳新人。

ここで私は写真指名の鉄則を学ばなかった。綺麗な写真には、毒
がある、そのことを。

店には誰も客がいなかった。私は10分ほどで中に呼ばれた。

ボーイがカーテンを開けた。

私は目をつむった。

今日、卒業します。さらば、愛しき童貞よ。

「お楽しみください」

店員がせかした。私はゆっくり、目を開け、NO1の女性を視界
の中にいれた−−。

回想の果て、自宅についた。

自称不動産会社経理のCカップでオナニーをし、焼そばを食べ、
風呂に入り、自称不動産会社経理のCカップでオナニー失敗をし、
今この文章を打っている。

前置きはここまでだ。もう始めよう。

――全てはあの時に始まった。

そのことを。

「こんにちはあ!」
カーテンの向こうには大男がいた。

ぎょろりとした巨大な眼が、細くなって私を捕縛した。

「!」
私は絶句した。
飛び上がった。
その反動で、体を壁にぶつけてしまった。

ファニーボーンが―非常階段か物置かわからないが―銀色に光る
ドアノブにキスをした。

腕が震えた。

彼は自分の腕を私の腕に絡めた。

そう。ファニーボーンを強打した腕だ。しびれた足を動かす感覚
が、指先からひじにかけて100メートル走みたいに駆け抜けた。

「やっぱり写真と違った?」
ええ、性別も異なります。
階段を上る間、私は現実を受け止めようと必死だった。

この日私は90分コースを予約していた。
初めてのSEXだった。
ちゃんと中でいけるか不安だった。
長めに予約した。

――今日、この男と90分間を過ごす。

「よく全然違うって言われるんだよお」と男は言った。
私は言い淀んで彼女の発言を肯定した。
「でも、写真より美人さんだよ」
「フヒョ。ありがとう」

階段を昇るにつれて私の心は落ち着いた。

死刑台の階段を上る死刑囚もこうして平静を取り戻して地獄へ行
くのだろう。

私もそうだった。
上へ昇っていくのに、下に落とされそうだった。

よく考えれば彼は女性だ。
声がそうだ。おかま口調ではない。
しかしでかい肉体だ。
私より大きい。
肩幅ががっちりしている。デブではない。
鍛え抜かれた肉体だ。
筋肉で研ぎ澄まされた肉体だ。
その証拠に組んだ腕が、硬い。
柔らなくない。
硬い。
力瘤じゃなかろうか。

そして、このぎょろ目は恐ろしい。水木しげるが書いた妖怪の目
に似ていた。この妖怪は本当ななんという名前なのだろう。ゲゲ
ゲの鬼太郎を見返さねばならない。

――そうか。私の隣にいるのは妖怪か。

部屋に入った。湯気が立ち込めていて、湿度が高かった。

それでもこのぎょろ目に見つめられているよりははるかにましだっ
た。

「なんでもしていいんだよ」
彼女が私に両手を伸ばした。
唇をとんがらせておどけた顔をした。その時髪の毛が左右に広がった。
その気になれば取り出せそうな目玉。
胸の形ははっきりしていたが、女性の体には見えない肉体。
そして広がった髪の毛。
やっぱり妖怪だった。

「なんでも」
と、私は復唱した。
「なぁーんでも!」
と、やまびこが返ってきた」
「…!」
私は動けなかった。
妖怪だからではない。
こんなにオープンに
「抱け!」
と、言われたことがなかったからだ。

今まではゆったりとしたムードで、だんだん気分を盛り上げてい
くものだった。太ももを触り、互いに服を脱がしあい、体なでま
わし、金により結ばれた愛の営みを始めるのだ。

ところがどうだろうこのもののけは。
いきなり私にトップギアを踏めというのだ。
童貞の私に180kを出せというのだ。

一瞬の沈黙。
もののけは、
「やっぱりチェンジ?」
と、私に言った。

それは違った。

私は童貞だ。21年の長きに渡り、好きな人じゃなきゃと頑なに貞
操を守りぬいてきた誇り高き童貞だ。

−−私にはこの期に及んでまだつまらないプライドを持っていた。

プライドと誇りは違うと言うのに。

彼女のぎょろ目に悲しみの色が浮かびかけた。

私は魂のパンツを脱いだ。

「私は、童貞だ」

彼女が首を傾げた。
「何」
「私は、童貞だ」
「ごめん。聞き取れない」
「私は、童貞だ」
「ゆっくりお願い」
「私は、童貞だ」
「はっきりと」
「私は、童貞だ」
彼女は沈黙した。
「私は、童貞だ」
「あっ!そうなの」
彼女は理解した。

「じゃ私から行くよ」

妖怪は私に巻き付いてきた。イカのように私に絡み付いてきた。

やはり妖怪は体を鍛えていた。体を締めあげられる。

口付けをされた。タコみたいに舌と舌が絡み合う、ネチネチした
音がした。

後頭部に手を回された。動かないように固定された。

妖怪あかなめ並みの舌使いは、私の頭蓋骨に振動を与えた。その
揺れは私の脳を刺激した。

−−脳を刺激されると性欲が増すのだろうか。

1週間精子を溜め込んだオチンチンが、ジーンズを盛り上げ、雲
仙普賢岳に匹敵する火山活動を始めた。

「ンバア」
彼女は不意に私を解放した。
後ろにベッドがあって助かった。
四肢をうまく操ることが出来ず、私は倒れこんだ。

呼吸が出来なかった。体があつかった。

妖怪は私のジーンズに手を掛けた。
私は抵抗した。
「ちょ、ちょ」
「どのくらい溜め込んだの」
「1週間です」
「そりゃこうなるわ。写真撮るね」
「駄目だったら」
「嘘だ」
畜生。

私の抵抗虚しくあかなめは私のオチンチンを取り出した。

体の痺れがますます強くなった。
奴は私の体内に毒を入れたに違いない。

あかなめは私のオチンチンを口に吸い込んだ。その時、変な音が
した。器用な妖怪だ。口から屁を出す事も出来るのか。

執拗な攻撃が始まった。
感想を言おう。
痛い。力入れすぎ。吸うな、舐めてくれ。
私はあかなめにその旨を伝えた。

「慣れてないからだよ」
あかなめは吸引を続けた。
精子以外のものも吸い出そうとしているのだろうか。

あかなめは口からオチンチンを吐き出した。便所を掃除する例の
黒いゴム製のあれで、便所の糞づまりを解消したような音がした。

「ジーンズ脱がすね」
私は抵抗した。
「待って。お風呂にも入っていないのに」
「駄目だ。今抱いてやる」

その時私は初めてみた。
−−コンドームを。

私は今までAVでした見たことがないものだ。

−−そうか。卒業するのか。

私はこの20年間に思いを馳せた。

−−長かった。

童貞の誇りは時として足かせになった。

リア充の恋愛トークではいつも「急に喉の調子が悪くなった人」
を演じた。

女性達に幻想を抱いた。

−−私は女性と話すのが出来なかった。
母親ともだ。メスニャーは問題なかった。

女性も私には近づかなかった。メスニャーやゴキブリ、百足ぐらいだ。

あかなめがコンドームを私に着けた。

バチン!と音がした。
ゴムに我がタマタマの密林が巻き込まれた。
「イッダアア」
と私は言った。

あかなめは自らのカバンから、眉毛を切るはさみを持ち出し、迅
速に密林を刈り取りはじめた。

「準備よし」
とあかなめは人差し指をオチンチンに差した。
まな板のさんまになった心地だった。
「動かないで」
とあかなめは命じた。
「かしこまりました」
と私は答えた。

−−そして騎乗位が始まった。
因みにあかなめは女子高生の服を着ていた。

−−女子高生に童貞を捧げる。

このシチュエーションを私はオナニーで鍛え上げた妄想力で生み出した。

私の妄想力はフリーザ様のそれよりもあると思う。
髪の毛が肌に触れる感触、背中に回った女の手のぬくもり、肌に
弾ける汗の温度も妄想した。リアリティーをうむために、ふきの
こしのうんちの香り、ワキガ、膿んだにきびまで妄想した。

「よおーくみてな。童貞卒業の瞬間だよ」
女子高生コスプレをしたあかなめが私の鋼の妄想力を破壊した。

所詮、現実には勝てやしない。

「3」
あかなめがカウントダウンを始めた。

「待って」
私は喘いだ。こんな初体験は嫌だ。あかなめでもいい。
でも心の準備が。

「2」
あかなめはカウントダウンを続けた。

「いやあ」
と私は叫んだ。
さらば童貞。君と過ごした毎日はいつもティッシュが臭かった。

「0」
あかなめはカウントダウンを終えた。

「アーッ!」

MISIAの

「ヨーエブリィースイーン、ヨーエブリィースイーン、あなたが、
思うよりつよおくう」

が聞こえた。

「入ったね」

あかなめが言った。オチンチンのプラトニックな思いをほふった
笑みを、ぎょろ目は讃えていた。

「入りましたね」
同時に私は射精前に賢者タイムに入っていた。

−−私はあかなめと一つになった。

あかなめは急回転でピストンを始めた。

あかなめの膣はきゅうきゅうだった。

締まっているというより、私のオチンチンにはやや小さかった。

また、
ドンドン!
腹部が衝撃を受ける。日曜に話した肉豚程ではないが、痛い。
あかなめの尻はかたかった。かたい尻が落ちる衝撃で、私の玉袋
がベッドに打ち付けられた。

まるでタマタマでドラムを叩いているようだ。

ギンギン痛くなってくる。
何故か私は銀色の痛みと頭の中で表現した。

「もう少しゆっくり…」
私は哀願した。

「AVはこんなもんだよ」
何言ってんだこいつ。

−−どうしてこのスレで語った風俗嬢達の騎乗位は似ているのだろうか。

しかし私の妄想力が最後には勝利した。

真の妄想パワーが目覚めた。

−−あかなめは女だ。女子高生だ。彼女は初めてのセックスを私
としている。だから下手なのだ。乱暴なのだ。でも一生懸命なの
だ。愛おしく思うべきだ。

この命を育む営みを。
彼女を。

妄想力はタマタマの真の力をまで覚醒させた。
オチンチンはかたくなっていたが、それだけだった。
しかし、妄想力により、オチンチンは敏感になった。

膣と擦れる感触。
肉と肉がぶつかる乾いた音。
「フン!フン!」
とピストンする女子高生。

−−私の脳髄のタガが外れた

「ァア」
私はゾンビの如く身体を起こした。

「寝てなよ」
あかなめは私の肩を掴んだ。押し戻そうとした。

しかし私は負けなかった。
女子高生の胸を掴んだ。
ブラジャーの上から掴んだ。

−−ブラジャーを掌でもんだ。かたい感触。
ブラジャーの下にやわらいだ感触。

「ん、もおー」
あかなめは私の後頭部をまた抱えた。

キスをした。あかなめは前後に動いた。これは痛くない。私は胸
をもんだ。柔らかい、柔らかい、柔らかい。

「ンン、ボプ、ゴブブ」
夢中であかなめの口を吸った。

あかなめは疲れたようだ。腰の動きが落ち着いた。
結果的、オチンチンには優しい。

これが膣。未知の感覚だ。ゴムがあるとはいえ、なま暖かい感覚
がオチンチンを支配した。

その時初めてあかなめの太ももを意識した。

あかなめの足は筋肉質で太いが、太ももは、まだむっちりと表現
されても許された。

太ももの体温を脳が意識した。
またオチンチンがパワーアップした。

そのままの状態でセックスをした。
オチンチンがムズムズしてくる。

「イキソウデス、イキソウデス」
「片言は止めて」
「出そうです。出そうです」
「イインダヨォー」
とあかなめは私の顔に頬を寄せた。
胸が締まった。
女性にこんな風に抱き締められたのは初めてだった。

だいぶ無理な体制であかなめが上下運動を始めた。
またキンタマに激痛が走ったが、それにも興奮した。

尿道が、熱い。

「ヒグッ、ヒッチャウ、ヒッチャイマス」
と私は言った。
「イインダヨ!」
とあかなめは言った。

−−尿道に激流が走った。
−−オチンチンが、あかなめに、子供達を、放った。

「ガッ、アッ、ガッ…」
そう、私は射精した。
体の痙攣がおさまらなかった。
電気マッサージを受けているみたいだ、とあかなめは言った。

あかなめは私から降りなかった。
強力で私を締めあげていたたが、それすら心地よかった。

もう目蓋が閉店を告げている。
今日は帰宅が遅れた事を許してほしい。

ここ迄が三人目の前半である。
私が射精したのは入って20分たたず。
まだ一時間はある。

出典:私を抱いた風俗嬢たちの話をしよう
リンク:http://novelhiroba.com/?p=1437

(・∀・): 37 | (・A・): 22

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