鎖野郎

2012/06/25 02:23 登録: えっちな名無しさん

高校生の時「護身用」とかいいながら鎖を持ち歩いてる友達がいた
ウォレットチェーンのようなアクセサリーっぽいのではなく、工業用のぶっとい鎖を何時も持ってる変な奴だった。
「何時まで中二病患ってるんだよ・・・クラピカかよ・・・」と内心呆れながらもクラスも部活も一緒だったので遊ぶことが多くて、多分この男が高校時代を一番長く過ごした相手である。

その友達との忘れられないエピソードが一つ

二人でちょっと治安の悪い、水商売やら外国人やらがたくさん集まっている足立区某駅周辺にある公園の中を通ろうとした時にDQNにからまれた。

4人組でタバコ吸いながらウンコ座りしていた亀田三兄弟みたいなDQN達は、目も合わさず素早く通り過ぎようとした私たちに野次のような声をかけてきた。
聞こえないふりをして通り過ぎようとすると一人ニヤニヤしながら私たちの前に立ちふさがった、そんで残った三人もこちらへ向かって来てしまった。

前に一人、後ろに三人で囲まれる、DQN達はニヤニヤしながら囃したてるように私たちを馬鹿にするようなことを言っていた。
平静を装ってはいたが、声をかけられた時点で内心ではビビり倒していて何も言えない何もできないパニック状態な私。
友達の鎖野郎は落ちついているような装いだったけど内心では私と同じようにビビっていたのかもしれない。
ポケットから鎖を取り出してDQN達に向けて思いっきり振り抜いた。

クリーンヒットする工業用の鎖、鈍い音が響いてDQNの一人が倒れるようにしゃがみ込む。
額を抑えて悶絶してる・・・めちゃくちゃ痛そう。

突然の事態にあっけにとられてる間に友達は鎖をブンブン振りまわしてDQN2と3にもダメージを与え行動不能にする。
書いていると友達無双みたいだが、DQNも一応腕で受けようとしたりしていた。
しかし工業用のぶっとい鎖は腕に当たっても凄まじく痛いらしく、がっ!いでえ!などと声をあげながらDQN達は倒れていく。
最後の一人は「ちょっまてまてって!」と降参宣言をしていたが友達はお構いなしに鎖を振りかざした。

友達は頭や顔を抑えてうずくまるDQN4人組に結構執拗に攻撃を加えていた、
「徹底的にやらないとこうゆう奴らは危ない、仕返しされるかもしれん」
と言っていた。

うん・・・ビビって何もできなかった上、助けてもらった私には何も言う資格はないのだけれど、
あのときの君は完全に悪役だった・・・まあその姿に惚れてしまったんだが

落ち?ないよ?




出典:すいませんすいませんすいませんすいませんすいませんすいません・・・
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