【大津ネグレクト事件】子供を3人死なせた母親

2012/07/17 13:50 登録: えっちな名無しさん

子の死に気づかずチャットにふける29歳ママ その寒すぎる心象風景
2012.7.16 07:00 (1/6ページ)[衝撃事件の核心 west]

高橋由美子容疑者(フェイスブックから)
 まだ1歳7カ月だったわが子が死んでいるのに、異変に気づいたのは21時間後だったという。29歳の母親はこの間、インターネットのチャットに夢中になっていた。「育児のやる気をなくし、癒やしがほしかった」。保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親はこう供述しているという。4人の子宝に恵まれたはずの母親だったが、その家庭は癒やしにはならなかったのだろうか。(加藤園子、小川勝也)


派手で「裕福そう」


 滋賀県大津市の県営住宅で昨年6月、高熱を出した男児に治療を受けさせず、気管支肺炎で死亡させたとして、滋賀県警捜査1課と大津署が今年6月28日、保護責任者遺棄致死容疑で高橋由美子容疑者(29)を逮捕した。

 離婚経験のある高橋容疑者には4人の子供がいた。しかし、3人はすでに死亡している。長男=当時(4)=は平成21年に自宅の窓から転落して死亡。20年に生まれた男児は、病気のため生後わずか12日で亡くなった。そして、今回の事件の被害者となった三男、希旺(ねお)ちゃんだ。次男(6)は、希旺ちゃんの死亡後、児童相談所に引き取られている。

 高橋容疑者の子育てについては、その「放任」ぶりが近所にも知れ渡っていた。蛍光色の服や、ヘソを出したシャツを着て、髪を編み込む。フェイスブックにある写真からは子育ての疲労感などは感じられず、近所では「派手な人」と映っていた。

 住宅ですれ違ってもほとんどあいさつを交わすこともない。子供たちを保育園の行事に行かせる際には、ブランドものの服を着せ、「ずいぶん裕福な暮らしをしているな」とも思われていた。


真夏に毛糸のパンツ


 ところが、普段の子供たちの生活は違った。服装は汚れたシャツにおむつ。長男、次男ともおむつがなかなか取れず、毎日同じ服を着て遊んでいたという。

 高橋容疑者が子供たちを通わせていた保育園で一緒で、高橋容疑者の次男が2、3年前に家に遊びに来たことがあるという20代の会社員女性は当時をこう振り返る。

 「うちでお漏らしをしたので、家に行って『パンツを替えさせて』とお願いした。でも、彼女は『今、パンツがない』といい、真夏なのに冬ものの毛糸のパンツをはかせていた」

 高橋容疑者の家に何度も遊びに行っていた女子中学生(15)も「希旺ちゃんがベッドにつかまり立ちをしようとして、倒れて泣いたとき『赤ちゃん泣いてるで』というと、『別にえんねん。ほっといて』といって、ずっとチャットをしたままだった」と語る。

 希旺ちゃんが生まれたときは、まだ保育園を懸命に探す高橋容疑者の姿が見られたというが、「長男を事故で失って子育てのやる気がうせてしまった」との供述からすれば、このときすでに高橋容疑者には心にぽっかり穴が開いていたのかもしれない。

 最近では、保育園での話し合いに高橋容疑者が参加した際、「私の子供が言葉遣いが悪く乱暴ばかりするのは、保育園の友達のせいだ」と発言し、これを聞いた保護者たちは絶句してしまったという。


長男には厳しいしつけ


 そんな高橋容疑者だが、生前の長男には厳しく向かっていたようだった。

 近所の主婦(64)は、長男が事故死した平成21年ごろ、高橋容疑者が長男を叱りつける声を聞いている。「バチーン、バチーンと何度も平手打ちする音と、大声で叱りつける声が響いていた。(高橋容疑者の部屋の)下の階に住んでいる人は、子供がじだんだを踏んでバタバタさせる音がうるさいと言って、外に出てきたこともあった」という。

 そして、高橋容疑者は長男の死亡後、徐々にインターネットでのチャットにのめり込んでいく。1日数時間向き合うことも珍しくはなかったという。相手は分からないが、複数いたとみられ、外国人と英語でやりとりする姿も目撃されている。

 近所の住民によれば、高橋容疑者宅には、外国人男性2人が出入りしていたという。しかし、育児の相談ができるような相手ではなかったとみられ、「癒やし」のための友人に過ぎなかったのかもしれない。

 死亡した希旺ちゃんと同じ保育園に娘を通わせている女性は「虐待やネグレクト(育児放棄)をしているようには見えなかった。多分、子供の育て方がわからなかったのだと思います」と語った。


行政もネグレクトを確認していたが…


 地域や家族に助けを求めなかった高橋容疑者だが、平成21年6月ごろから、大津市の児童相談員や保育士が自宅を定期的に訪問し、育児支援を続けていた。

 市子ども家庭相談室によると、健康診断で高橋容疑者の次男に発育上の心配点が見つかったため、21年6月ごろから市の児童相談員や保健師が月に1回、1時間程度、自宅を訪問。自宅での高橋容疑者は生活リズムが不規則で、このころから市は育児放棄の傾向を確認している。

 翌22年1月ごろからは、次男や希旺ちゃんが保育園を休みがちになったため、保育士がほぼ毎日、2人を迎えに行っていたという。

 大津市は、住民や学校などの通告で、育児放棄や虐待の傾向がみられる家庭には家庭相談員を派遣。昨年度は916件を数えた。だが、家庭相談員は市全域でも9人と少なく、ひとつの家庭に十分な時間をかけられないのが実情だ。

 同室の山本一代室長は「育児支援に答えはない。24時間見守っていられるわけでもない。訪問中にいかに家庭の変化に気づき、有効な支援策を施せるかが課題だ」と支援の難しさを語る。その上で、「高橋容疑者の場合は支援を続ければきっと改善できると判断していた。死亡を防げなかったのは悔しいし、悲しい」と肩を落とした。


即入院か保護の必要も


 ただ、今回の対応については手厳しい指摘もある。児童虐待問題に詳しい津崎哲郎・花園大教授(児童福祉論)は「最も発達すべき1〜2歳の時期に10カ月前から体重が増えていないのは異常で、即入院か保護が必要な状態だっただろう。死亡した子供が発熱していたときも、病院に行くよう指導するのではなく、一緒に連れて行かなければならなかった」と力説する。

 市は、高橋容疑者に育児放棄の疑いを認めながら、そこから先には踏み込めなかった。子供の様子を相談員に笑顔で報告し、ミルクを与える高橋容疑者の姿も確認していたからだ。

 子育ては親と周囲の多大なエネルギーを必要とする。子育て中の親は、ときには「SOS」を発することも必要だ。今回、SOSを求めていたのは希旺ちゃんら子供たちだけではなかった。母親である高橋容疑者は助けを求めることすら忘れてしまっていたのかもしれない。



※投稿者註 また大津か!というコメントはご遠慮ください。

出典:現時点で4人中3人死亡、放置すれば4/4になるのは確実。犯人の写真あり。いかにも子殺しをしそうな悪魔的な顔。
リンク:http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120716/waf12071607010001-n1.htm

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