AKB48はうんこするのか?
2012/07/27 11:56 登録: えっちな名無しさん
あんなにかわいいアイドルがうんこするわけない
自分はその当時を知らないので、あくまで聞いたことがあるってレベルの話なのだが、このような言説が信じられていたというか、幅を利かせていた時期があったらしい。今は「アイドルだって人間なのだから、うんこだってする」と否定されるようになったように思う。この話で昔の人たちはバカだったんだなーと言いたいわけじゃない。これが”アイドルに対する観客の意識の変化”を端的に顕している事象の一つだと思ったので、この話を引き合いに出した。
現代最大のアイドルグループといえばAKB48。そのAKB48のファンに「こいつらはうんこする?」って聞くと、結構な確率で「うんこする」って答えが返ってくると思う。もし15年前と答えの割合を比べることができたならば、今のほうが格段に低い数値になっていると想像される。そう”AKB48はうんこするタイプのアイドル”なのだ。うん、意味がわからない。
”アイドルがうんこしない”ってのは幻想だ。だけど、当時この幻想はファンの間で共有された。それが、なぜかというならば、アイドルが幻想の中で存在していたからだろう。アイドルは特別な存在で神聖化されたものだった。そこで思うのは、アイドルとはなにか。アイドルプロデューサーのたかみゆきひささん曰く、アイドルとは人気者のこと。マスから人気を得ていれば、それはアイドルだ。今では使われくなったが、学校のアイドルという言葉が使われていたことを鑑みれば、確かにアイドルとは人気者のことなのだろう。
それで、今はこの人気者との距離感がちょっと変化しているように思う。昔は「あんな人気のある子と自分が接点を持てるわけがない」と人気者を神聖化して手の届かないものとすることで、その子を自分とは別の存在として捉えていたように思う。それに対し今は「自分だって、人気者なあの子と接点をもつなんらかの方法はあるはずだ」という思考を大衆が持つようになっていると思う。この思考の変化が、アイドル幻想を打ち砕いた。別の存在として意識されていたアイドルを身近なものまで引き下ろしたのだ。
AKBは劇場に行けばいつでも会えたし、握手会などでの接点も多い。このアイドルとの距離感が昔と最も変化した点だろう。届かない存在から、近所のかわいい女の子、学校のアイドルへ意識が変化した。
この変化は、アイドルへの幻想も打ち砕いた。アイドルを神聖なものから、より人間的なものへと変化させたのだ。神聖であることのメリットや意味はAKBがウンコしないってホント?(他人の頭で考える)http://d.hatena.ne.jp/yushirokato/20120229/1330514350
に書いてあるので、そちらを見てもらいたい。
身近な存在になることで、様々な変化がもたらされるが、それについてはまた別の機会に書くことにする。この文章の結論として”AKBはうんこする”ということがわかってもらえれば十分である。なんだこのひどい結論
出典:AKB48はうんこするのか?
リンク:http://d.hatena.ne.jp/hidamalar/20120612/1339510010

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