催淫術師＠chaos-file.jp

俺は催淫術師。
変わった名称だと思われるだろうが…催眠術師のような純粋な技術ではなくて、超能力の一種だと思ってほしい。
どういう能力かって？それはこれからの話の展開で明らかになっていくだろう。


俺は先日から、あるアイドルを狙っている。ＡＫＢ４８の中心メンバーの１人、横山由依だ。
俺の能力の特性上、できるだけ至近距離での方が効果的なので、チャンスをうかがっている最中だ。
彼女の行動予定や範囲を調べてしまえば、必ず隙は見えてくる、そう思えば多少の手間なんて問題ない。
そして、予想より早くチャンスはやってきた。
彼女は地方からの上京組、一人暮らしだ。
仲間を招いたりしない限り、自宅への帰り道は一人になるはず。
そう考えた俺は、仕事帰りの彼女を自宅近くで待ち伏せた。


「はぁ…しんどいなぁ…」
仕事帰りの由依はまだまだ抜けない関西弁で呟いた。
選抜メンバーともなると仕事も忙しく、毎日がクタクタ。
でも、夢を叶えた今そんな事は言っていられない。
ようやく自宅のマンションに到着し、セキュリティーを解除しようとした時、由依の体が突然動きを止めた。
そして、振り向いてマンションの入口とは逆の方向に歩き出す。
（よし、捕まえた！これで由依は俺のものだぜ！）
歩き始めたのを確認して、俺は由依の後からついて行く…。

つづき
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出典：おれおれおれおれだよ
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