精子を若いうちに冷凍保存しておこう

2012/08/24 13:35 登録: えっちな名無しさん

アイスランド、デンマーク、英国の共同チームは、両親と子どもの親子3人計78組と対照群数百組のゲノム解析を行った。
その結果、遺伝子に起こる新生突然変異の発生率の増加は、要因の97.1%が受胎時の父親の年齢にある可能性が示された。
一方、新生突然変異の発生率の増加と、受胎時の母親の年齢には関連は見いだされなかった。
 
論文の分析部分を執筆した米ミシガン大のアレクセイ・コンドラショフ氏によると、
現在の新生児は平均して約60の小規模な新生突然変異を持って生まれてくる。
父親が20歳の場合、新生突然変異の平均数は25だったが、40歳の場合では65だった。
 
研究によると、新生突然変異が起こる確率は受胎時の父親の年齢が上がるほどに上昇し、
父親の年が16歳違うと発生率は倍になった。
つまり20歳の父親に比べて36歳の父親のほうが、子どもに新生突然変異が起こる確率が2倍になるということになる。
 
過去の研究では遺伝子の新生突然変異と、自閉症や統合失調症との関連が指摘されており、
またそうした疾患と父親の年齢について統計的関連性が示されていた。
論文の共著者であるデコードのカリ・ステファンソン最高経営責任者は
「近年の自閉症例の増加の一部は、父親の高年齢化によって説明しうる」と語っている。
 
またミシガン大のコンドラショフ氏は、これは子どもを持つに望ましいとされる年齢を見直すよう促す結果で、
若い男性が後のために精子を冷凍保存することは「賢い個人の決断」だろうと述べている。

出典:子どもの遺伝子変異、父親の年齢高いほど発生
リンク:http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2896795/9399085

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