関係を壊す「○○すべき病」対処法

2012/09/25 18:34 登録: えっちな名無しさん

恋人との関係を壊す「○○すべき病」対処法
All About - 09月25日 09:01

■あなたは「○○すべき病」?

 「付き合う人はこういう人であるべき」「結婚はこうあるべき」と、「○○すべき病」の人は少なくありません。そんな固定観念が自分を苦しめてしまうのです。

 例えばAさんは、大好きだった彼との結婚をやめてしまいました。彼の経済状況では、裕福な生活が望めなかったからです。Aさんは別れた後もずっと彼のことを忘れられなくて、ひきずっていました。彼と一緒に過ごす時間は楽しかったし、他の人と付き合っても、彼のことを思い出してしまうそうです。

 もし彼女が「結婚生活は裕福であるべき」「生活費は旦那だけで稼ぐべき」といった固定観念をもっていなければ、彼と幸せになれたかもしれません。裕福ではなくても「好きな人と幸せな家庭を作りたい」と思えたら、収入が少なくても工夫をしながら楽しく過ごすことだってできるし、「自分も働く」という気持ちがあれば、二人であわせた収入で少しは余裕のある生活もできたのです。

 相手に求める「○○すべき」は、自分がそれを補うことができれば何の問題もありません。相手の問題だけではなく、自分の問題でもあるわけです。

■相手が「○○すべき病」の場合どうする?

 では、自分ではなく相手が「○○すべき病」だったときは、どうすればいいのでしょうか?

 Bさんの場合は、結婚を考えている彼が「奥さんになる人は専業主婦であるべき」という価値観を持っていました。でも、Bさんは仕事にやりがいを感じていたし、結婚のために辞めるのには抵抗がありました。

 結局、Bさんは、彼は自分との結婚よりも、理想の枠に入ってくれる人を探しているのだと思い、結婚を断念しました。その後、仕事でさらに活躍をし、自分らしく幸せになっています。

 毎日の生活で自分らしさを失うような環境では、人は幸せではいられません。もし、パートナーが自分らしさを失うようなことを強要する場合は、「それは愛情ではないこと」をきちんと教えてあげることが大切です。それが理解してもらえないときは、悲しいことですが、別れるという選択肢も必要かもしれません。

■「○○すべき病」は結婚生活も壊す!

 結婚生活では、お互いに異なった環境で生活してきた者同士が共に暮らすので、価値観や習慣の不一致に折り合いをつけることが大切です。家の中のルールに、「○○しなくてはいけない」というものは、一つもありません。夫婦で折り合いをつけながら、二人に合った家庭を作ることが大切なのです。

 「奥さんが掃除下手だから困る」という男性がいます。これも、「奥さんは掃除上手であるべき」という固まった考えがあると言えるでしょう。もちろん、ごみ屋敷では生活が厳しいので常識の範囲内の掃除は必要ですが、モデルルームのように家中がピカピカであることを望む人は、求める理想が高すぎるのです。もし奥さんが掃除下手なら、自分が掃除上手になればいいだけのことですし、それも難しければ、費用はかかりますが、お掃除のプロにお願いをすればいいだけのことです。

 自分の理想をかなえる手段は一つではありません。その手段が凝り固まっている自分にも問題はあるのです。毎日の生活で、苦手なことを強要されたり、能力以上のことを求められると、人は窮屈な思いをします。そういった「○○すべき」を押しつけることは、関係の悪化につながります。押しつけるよりも、それを改善できる対応力の方が大切なのです。

■できない相手よりも、自分を変える

 人を変えるのは簡単ではありません。しかし、自分を変えるのは簡単です。パートナーが苦手なことを強要するよりも、別の手段を考える知恵と対応力を持つことの方が、結果的にストレスも少なく、幸せになれるでしょう。

 もともとは大切なパートナーと一緒に幸せになりたいはずなのに、理想ばかりを追いかけて関係が悪くなるのは、本末転倒です。人生は、何もかも理想通りだったら楽しいというわけではなく、うまくいかないことを工夫して改善していくから、より豊かになるのです。

 「○○すべき」という考えよりも、もっと柔軟性を持って、人生を楽しみたいものですね。



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