勇者の末裔 (2)
2012/10/03 18:37 登録: えっちな名無しさん
綾子「いってらっしゃいあなた、蒼太」
祐介「あぁ行ってくるよ、最近また例の事件が頻発してるから気をつけてな」
蒼太「本当気をつけて、戸締まりはしっかりね」
綾子「うん、ありがと、気をつけるわ」
いつもの日常
今日も綾子は朝早く起きて朝食を作った後夫と息子を送りだす
その後家事を一通り終え時刻は昼になろうとしていた
綾子「ふぅー…ようやく落ち着けるわね、お昼でも食べようかな」
昼食を食べながらテレビをつける
アナウンサー「世界で起きている謎の怪事件は増加傾向にありまだまだ予断を許さない状況になっています」
綾子「また増えてるのね、心配だわ」
今世界では謎の怪事件と言われる事件が多発している。急に人がいなくなったり大量の人間の死体が見つかったりしているというのだ。
当初はヨーロッパが中心で事件が起きていたが時間が経つにつれ世界中で起きるようになり、今では日本でも事件が起きる状況になっている
綾子「気をつけなきゃ、祐介さんや蒼太にも気をつけてもらわないと」
そう思いながら昼食を終え、買い物に出かけようかと思っていたが急な睡魔に襲われた
綾子「ごはん食べたら眠くなってきちゃった、買い物行く前にちょっとお昼寝しちゃおっと」
最近は家事に忙しく合間を縫って趣味の裁縫もやっていたので綾子は疲労が溜まっていた
結構な時間が経った
綾子「う…うーん…、いけない結構寝ちゃったわ
今何時かしら、……え?5時!?やだ、夕食の買い物行かなきゃ」
アナウンサー「凄い状況です!、今まさにその怪物が目の前で破壊を繰り返しています!」
綾子「ん?このチャンネルこんな時間に特撮なんてやってたかしら」
チャンネルを変える綾子
綾子「え?どのチャンネルも同じ事やってる……な、なんなのこれ?」
いきなり衝撃的な映像を見て戸惑う綾子
アナウンサー「○○地区では建物がたくさん無惨に壊されていき、人々にもたくさんの死傷者が出ています!」
綾子「○○地区!?すぐ近くだわ!!祐介さんと蒼太に連絡いれないと!」
寝起きの気だるさから一転、慌てふためく綾子はとにかく携帯を探す
綾子「あったわ!、えっと祐介さんの会社の番号は…」
プルルルル!
急いで電話を掛けようと思ったその時、手にしていた携帯が鳴る
画面には祖母の文字、おばあちゃんからだ
綾子「も、もしもし!?おばあちゃん?そっちは大丈夫?ゴメン今急いで祐介さんと蒼太に電話したいからまた後で掛けなおすね!私は大丈夫だから」
祖母「ついにこの時が来た…」
祖母はこんな状況にも関わらず意味深な事を一言呟いた
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